ワシントンD.C.で起こった、優等生射殺事件。警察、学校の不可解な対応に疑問を持ち、親友の死の真相を知るため事件を追う高校生アディソンと幼馴染のフィービー。踏み込むほどに深まる謎。やがて、二人は戻れないところへと、足を踏み入れていくー。
ワシントンD.C.で起こった、優等生射殺事件。警察、学校の不可解な対応に疑問を持ち、親友の死の真相を知るため事件を追う高校生アディソンと幼馴染のフィービー。踏み込むほどに深まる謎。やがて、二人は戻れないところへと、足を踏み入れていくー。
1966年、イギリス・ロンドン生まれ。キングズ・カレッジ・ロンドンで歴史学を専攻。ロックバンド「ブッシュ」の結成メンバーとして活動するなど、長年ミュージシャンをしており、後にロサンゼルスに移住し、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の大学院で脚本執筆を学ぶ。クレイグ・ファーガソン主演のコメディ映画『シザーズ・カップ』(99)で脚本家デビューを果たす。10代の頃、ヘヴィーメタルバンド「アンヴィル」のメンバーたちと知り合い、20年後、同バンドのドキュメンタリー『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち 』(08)を監督。同作は00年代で最も高く評価され、エミー賞の優秀文化・芸術番組賞、インディペンデント・スピリット賞ドキュメンタリー映画賞を受賞した。その他手がけた作品に、スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演映画『ターミナル』(04)で脚本を手がけ、アンソニー・ホプキンス主演『ヒッチコック』(12)で監督を務めた。今後手がける作品に『My Dinner with Herve』があり、監督・脚本を務める。ピーター・ディンクレイジ、ジェイミー・ドーナン、アンディ・ガルシア、デヴィッド・ストラザーンの出演が決定している。
1959年、イギリス・バーミンガム生まれ。25年以上のキャリアを持つ脚本家・監督である。1990年代半ばにBBCのテレビ・シリーズ『The Detectives(原題)』の脚本を数十話担当して頭角を現す。スティーヴン・フリアーズが監督し、キウェテル・イジョフォー、オドレイ・トトゥ主演の『堕天使のパスポート』(02)の脚本がアカデミー賞にノミネートされ、世界的に注目される。その後、マイケル・アプテッド監督の伝記史劇『アメイジング・グレイス』(06)、ヴィゴ・モーテンセンがアカデミー賞にノミネートされた、デヴィッド・クローネンバーグが監督作『イースタン・プロミス』(07)の脚本を執筆した。その他脚本を担当した作品に、ヘレン・ミレン主演、ラッセ・ハルストレム監督作『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(14)、ジェフ・ブリッジス主演『セブンス・サン 魔使いの弟子』(14)ブラッドリー・クーパー主演『二ツ星の料理人』(15)、ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールが主演『マリアンヌ』(16)、TVシリーズでは「ピンキー・ブラインダーズ」(13~)、トム・ハーディ主演「TABOO」(17~)などある。ジェイソン・ステイサム主演『ハミングバード』(13)とトム・ハーディ主演『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(13)では監督兼脚本を務めた。今後の待機作に、『World War Z 2』がある。
2003年にシカゴ大学を卒業し、『ニューヨーク・タイムズ』紙や『ウォールストリート・ジャーナル』紙をはじめとする多数の雑誌や新聞に寄稿。2010年に刊行されたデビュー作となる本書は、2017年に映画化された。2015年に第2作The War Against the Assholesを刊行し、2018年8月に第3作Dog Symphonyを出版予定。
●原作「クリミナル・タウン」(原題:NOVEMBER CRIMINALS)※7/5にハヤカワ文庫より発売