パリ・オペラ座公式プロデュース作品となる本作は、世界最高レベルのバレエダンサーやオペラ歌手のパフォーマンスだけでなく、経営陣の苦悩、公演2日前の主要キャスト降板劇に奔走するスタッフ、オーディションでの新しい才能の誕生、そして衣裳係、清掃係の表情まで、パリ・オペラ座の栄光を支えるすべての人々を温かい眼差しで描きあげた、珠玉のドキュメンタリー!
フランスが誇る芸術の殿堂パリ・オペラ座は迷っていた。350年以上にわたる伝説を維持してきた彼らにも、時代の波は容赦なく押し寄せる。選ぶべきは、歴史の継承か、新時代の表現か。さらに“ナタリー・ポートマンの夫”としても注目を集めていたバレエ団芸術監督バンジャマン・ミルピエの電撃退任と、カリスマエトワール:オレリー・デュポン就任というマスコミを巻き込んだ大騒動。そしてパリの劇場が襲撃された同時多発テロ。混迷を極めた今の時代に彼らは自問し続ける。「今、オペラ座に求められるものは何なのかー?」