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奴らの捜査

『ミッドナイト・ラン』『リーサル・ウェポン』『48時間』『ラッシュアワー』――数々の名コンビが生まれてきたアクション映画史に,新たなバディムービーが誕生!

命令無視は当たり前,己の嗅覚にのみ従うCIA捜査官ブライアーと,ラスベガスからフランスに流れ着いたお調子者の天才スリ,マイケル。革命記念日前夜のパリで起こった爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられたマイケルをブライアーが逮捕したことから,決して交わるはずのない二人がコンビを組み、真犯人を追うことに。そして,真相に近づいたふたりは,国家を揺るがす巨大な陰謀に迫っていく。やがて事件はテロ組織,CIA,さらにはパリ市警をも巻き込んだ三つ巴の戦いへと発展していく―。

CIAのアウトロー,ショーン・ブライアーを演じるのは,次期ジェームズ・ボンド候補の呼び声も高い『パシフィック・リム』のイギリス人俳優,イドリス・エルバ。腕っぷしは弱いが,抜群のスリテクニックでブライアーをサポートするマイケル・メイソンをディズニー映画『シンデレラ』でキット王子役を好演し,テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で人気を不動のものにしたリチャード・マッデンが演じる。そして,事件の鍵を握る政治活動組織に所属する女性ゾーエを『ザ・ウォーク』でジョセフ・ゴードン=レヴィットの相手役を務めたシャルロット・ルボンが演じる。監督,脚本を手がけるのは,ダニエル・ラドクリフ主演『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』をイギリスホラー映画史に残る記録的ヒットに導いたジェームズ・ワトキンス。息つく暇もないアクションと,スリリングで予想を裏切るストーリー展開を見事に共存させている。

芸術とワインの都パリの美しい街並みを舞台に,歴史も景観もおかまいなしの破天荒コンビが繰り広げる破壊的アクションに,パリ市民大激怒!?

ストーリー
捜査暴走

パリ,革命記念日前夜,市街で爆弾テロが発生。
容疑者として浮上したのは,スリの若者マイケル。

捜査を担当することになったCIA捜査官ブライアーは,イラクで命令を無視し、テロリスト6名を射殺した当局きってのアウトロー。いち早くマイケルを確保したブライアーは,彼が無実であることを感じ取る。ブライアーはマイケルの抜群のスリテクニックを買い,自らの無実を証明するために、捜査に協力することを持ちかける。

誕生した“CIAとスリ”による前代未聞のコンビは,真犯人を探すため,パリの街を疾走する!そして,「36時間後の革命記念日にパリの街を制圧する」という犯行声明が出たことから,事件はフランスの国家的危機へと発展していく―。
真犯人は誰なのか?事件に隠された巨大な陰謀とはー?

キャスト
イドリス

イドリス・エルバ(ショーン・ブライアー)

1972年,イギリス,ロンドン生まれ。ナショナル・ユース・ミュージック・シアターで演技を学ぶ。TVシリーズ「THE WIRE ザ・ワイヤー」(02~04)で注目を集め,その後映画を中心に英米双方で活動。ダニー・ボイル監督の『28週後...』(07),リドリー・スコット監督の『アメリカン・ギャングスター』(07)などの話題作を経て,『マイティ・ソー』シリーズ(11~),『プロメテウス』(12),『パシフィック・リム』(13),『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15),『スター・トレック BEYOND』(16)と、次々と大作へ出演。英BBCのドラマ「刑事ジョン・ルーサー」(10~)では、米ゴールデン・グローブ賞(ミニ・シリーズ/テレビ映画部門)の主演男優賞を受賞した。その他の出演作に『ゴーストライダー2』(11),『マンデラ 自由への長い道』(13),『善き人に悪魔は訪れる』(14),『ザ・ガンマン』(16)など。DJとしての顔も持ち,本作のエンディングテーマ“The Road Less Travelled”ではノーマン・クック(ファットボーイ・スリム)とのコラボレーションも実現した。

リチャード

リチャード・マッデン(マイケル・メイソン)

1986年,イギリス,スコットランド生まれ。11才から演技を始め,TVドラマ「Barmy Aunt Boomerang」(99~00)で俳優デビュー。その後,王立スコットランド・アカデミーで学び,在学中に「ロミオとジュリエット」のロミオ役でグローブ座の舞台に立つ。『サイコ2001』(00)で映画初出演。中田秀夫監督が英国でメガホンをとった『CHATROOM チャットルーム』(10)などへの出演を経て,米HBOのドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(11~)でメインキャストの一人ロブ・スターク役を演じ,人気を博す。その後ディズニーの実写映画『シンデレラ』(15)のキット王子役に抜擢されるなど,今最も活躍が期待される若手俳優の一人。その他の出演作にパトリス・ルコント監督『暮れ逢い』(14)など。舞台「ブラナー・シアター・ライブ2016/ロミオとジュリエット」でもその活躍を見ることができる。

シャルロット

シャルロット・ルボン(ゾーエ)

1986年,カナダ,モントリオール生まれ。ともに俳優である母と義父のもとで育ち,16歳でモデルになる。テレビの人気バラエティ番組でお天気お姉さんを務めた後,女優業に移行。『恋のベビーカー大作戦』(13)、『アステリックスの冒険〜秘薬を守る戦い』(12・未)への出演で注目を集める。その他の公開作に『ムード・インディゴ〜うたかたの日々〜』(13)、『イヴ・サンローラン』(14)、,『マダム・マロリーと魔法のスパイス』,『ザ・ウォーク』(16)など。最新作はショーン・エリス監督『Anthropoid』(16),マテオ・ヒル監督『Realive』(16),ジャリル・レスペール監督『Iris』(16)。

ケリー

ケリー・ライリー(カレン・デイカー)

1977年,イギリス,ロンドン生まれ。95年ごろからTVドラマに出演し,『Maybe Baby』(95)で映画初出演。『リバティーン』(04)や『プライドと偏見』(05)などに出演し,ジュディ・デンチ主演『ヘンダーソン婦人の贈り物』(05)で高い評価を得た。近年では『シャーロック・ホームズ』シリーズ(09、11)やロバート・ゼメキス監督の『フライト』(12)などでハリウッドにも進出。舞台でも活躍し,「After Miss Julie」(04)、「オセロ」(08)でローレンス・オリビエ賞の主演女優賞にノミネート。英ドラマ「犯罪捜査官アナ・トラヴィス」(09~12)では主演を務めた。

ジョセ

ジョゼ・ガルシア(ヴィクター・ガミュー)

1966年,フランス,パリ生まれ。1984年より演技を学び,フランシス・ユステールに師事。アントワーヌ・ドゥ・コーヌに見出され,テレビでコメディの才能を発揮し人気を得る。コリーヌ・セロー監督の『ロミュアルドとジュリエット』(89)で映画初出演。その後,トマ・ジル監督の『原色パリ図鑑』(97)に出演し,セザール賞の有望若手男優賞にノミネート。その後大ヒットを記録したコメディ“Jet Set”(00)でサミュエル・ル・ビアンらと共演し,トップスターの地位を確立。その他の出演作に『ル・ブレ』(02),『ユートピア』(03),『グランド・イリュージョン』(13)など。最新作はニコラ・ブナム監督の「Full Speed」。

ゴダール

ティエリ・ゴダール(ラフィ・ベルトラン)

1967年、フランス、パリ生まれ。パリの劇場などで演技を学ぶ。主な出演作に『すべて彼女のために』(08)、『君を想って海をゆく』(09)など。ジョルジュ・シムノンの小説「La Main」の劇場版の撮影も控えている。

スタッフ
監督

ジェームズ・ワトキンス(監督/脚本) 1973年,イギリス,ノッティンガム生まれ。批評家から高い評価を得た『バイオレンス・レイク』(08)で映画監督デビュー。ガーディアン紙で「今年度最高の英国製ホラー映画」と評価され,エンパイア賞最優秀ホラー映画賞,シッチェス・カタロニア国際映画祭審査員賞,ポルト国際映画祭最優秀監督賞を受賞した。ダニエル・ラドクリフ主演の『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(12)ではイギリスのホラー映画史上最高の成功を収め、全米ボックスオフィスで初登場第2位,世界中で1億2000万ドル以上の興収を記録。脚本家としても評価されており,2001年から2007年にかけて,ワーキング・タイトル・フィルムズと脚本のファーストルック契約※を結び,マーク・エヴァンス監督『処刑・ドット・コム』(02)等で商業的にも成功を収めた。 ※スタジオが企画開発費用を支援する代わりに,優先的に監督などの企画を製作・配給できる。

アンドリュー・ボールドウィン(脚本)
ハリウッドのスタジオ重役らの人気投票によって,製作前の脚本をランキングするザ・ブラックリストにおいて本作『フレンチ・ラン』で注目を集める。これまで,クレジットはされていないもののリーアム・ニーソン主演『フライト・ゲーム』(14)やショーン・ペン主演『ザ・ガンマン』(15)等の脚本にも参加し,ベン・アフレック,トム・ハーディ,三池崇史ら数々の監督や俳優からも注目されている。最新作はザ・ブラックリストで好評価を得たジャレッド・レト主演,マーチン・サントフリート監督の戦後日本を舞台にした「The Outsider」。

デヴィッド・カンター(製作)
映画・TV・コマーシャルの制作とタレントのマネージメントを行なうアノニマス・コンテント社のプロデューサー兼経営者。近年製作総指揮を務めた作品に『レヴェナント:蘇えりし者』(15),製作を務めた作品に『国家誘拐』(07),『ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で』(07),『人生はローリングストーン』(15・未)など。

フィリップ・ルスレ(製作)
フランスで数多くの映画を製作しているヴァンドーム・ピクチャーズ社長兼CEO。製作総指揮を務めた作品に『屋根裏部屋のマリアたち』(10),『幸せの教室』(11)、製作を務めた作品に『ロード・オブ・ウォー』(05),『ミッション:8ミニッツ』(11),『大統領の料理人』(12),『エール!』(14)など。

ティム・モーリス=ジョーンズ(撮影)
CMや長編映画など幅広い分野にわたって活躍。主な作品に『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98),『スナッチ』(00),『ヒューマンネイチュア』(01),『隣のリッチマン』(04),『リボルバー』(05),『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(13)。ジェームズ・ワトキンス監督とは『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(12)でタッグを組んでいる。

ジョン・ハリス(編集)
ガイ・リッチー監督『スナッチ』(00)からキャリアをスタート。ニール・マーシャル監督の『ディセント』(05)で英国インディペンデント映画賞において技術業績賞を受賞。ダニー・ボイル監督『127時間』(10)でアカデミー賞®と英国アカデミー賞で編集賞にノミネートされた。主な作品は『キック・アス』(10)、『トランス』(13)、『キングスマン』(14)など。最新作はダニー・ボイル監督『トレインスポッティング』の続編『T2 Trainspotting』。

アレックス・ヘッフェス(音楽)
主な作品に『運命を分けたザイル』(03),『Dear フランキー』『ICHIGEKI 一撃』(04),『ラストキング・オブ・スコットランド』(06),『消されたヘッドライン』(09),『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』(10),『ザ・ライト -エクソシストの真実-』(11),『終戦のエンペラー』(12),『大脱出』(13)がある。

ポール・カービー(プロダクション・デザイナー)
リチャード・アッテンボロー監督『チャーリー』(92)からキャリアをスタート。主な作品に『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』(11),『キャプテン・フィリップス』(13),『キングスマン』(14)がある。『サハラ砂漠に舞う羽根』(02),『オペラ座の怪人』(04),『バットマン・ビギンズ』(05)では美術監督を務めた。

ガイ・スペランザ(衣装デザイナー)
クリストファー・ノーラン監督『バットマン』3部作(05,08,12)やトーマス・アルフレッドソン監督『裏切りのサーカス』(11)で衣装デザイナーのアシスタントとしてキャリアをスタート。主な作品に『フィルス』(13),『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(13)、『しあわせはどこにある』(14),『エベレスト 3D』(15)などがある。

レビュー

-REVIEW-

イントロダクション写真

-INTRODUCTION-

『ミッドナイト・ラン』『リーサル・ウェポン』『48時間』『ラッシュアワー』――数々の名コンビが生まれてきたアクション映画史に,新たなバディムービーが誕生!

命令無視は当たり前,己の嗅覚にのみ従うCIA捜査官ブライアーと,ラスベガスからフランスに流れ着いたお調子者の天才スリ,マイケル。革命記念日前夜のパリで起こった爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられたマイケルをブライアーが逮捕したことから,決して交わるはずのない二人がコンビを組み、真犯人を追うことに。そして,真相に近づいたふたりは,国家を揺るがす巨大な陰謀に迫っていく。やがて事件はテロ組織,CIA,さらにはパリ市警をも巻き込んだ三つ巴の戦いへと発展していく―。

CIAのアウトロー,ショーン・ブライアーを演じるのは,次期ジェームズ・ボンド候補の呼び声も高い『パシフィック・リム』のイギリス人俳優,イドリス・エルバ。腕っぷしは弱いが,抜群のスリテクニックでブライアーをサポートするマイケル・メイソンをディズニー映画『シンデレラ』でキット王子役を好演し,テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で人気を不動のものにしたリチャード・マッデンが演じる。そして,事件の鍵を握る政治活動組織に所属する女性ゾーエを『ザ・ウォーク』でジョセフ・ゴードン=レヴィットの相手役を務めたシャルロット・ルボンが演じる。監督,脚本を手がけるのは,ダニエル・ラドクリフ主演『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』をイギリスホラー映画史に残る記録的ヒットに導いたジェームズ・ワトキンス。息つく暇もないアクションと,スリリングで予想を裏切るストーリー展開を見事に共存させている。

芸術とワインの都パリの美しい街並みを舞台に,歴史も景観もおかまいなしの破天荒コンビが繰り広げる破壊的アクションに,パリ市民大激怒!?

ストーリー写真

-STORY-

パリ,革命記念日前夜,市街で爆弾テロが発生。
容疑者として浮上したのは,スリの若者マイケル。

捜査を担当することになったCIA捜査官ブライアーは,イラクで命令を無視し、テロリスト6名を射殺した当局きってのアウトロー。いち早くマイケルを確保したブライアーは,彼が無実であることを感じ取る。ブライアーはマイケルの抜群のスリテクニックを買い,自らの無実を証明するために、捜査に協力することを持ちかける。

誕生した“CIAとスリ”による前代未聞のコンビは,真犯人を探すため,パリの街を疾走する!そして,「36時間後の革命記念日にパリの街を制圧する」という犯行声明が出たことから,事件はフランスの国家的危機へと発展していく―。
真犯人は誰なのか?事件に隠された巨大な陰謀とはー?

-CAST-

-STAFF-

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