監督:ビル・コンドン
1955年10月22日アメリカ生まれ。 イアン・マッケランとタッグを組んだ『ゴッド・アンド・モンスター』(98)で、アカデミー賞®脚色賞を受賞。同名ミュージカルを映画化した『シカゴ』(02)で脚本を担当し、2度目のアカデミー賞®にノミネートされた。リーアム・ニーソン、ローラ・リニー出演の『愛についてのキンゼイ・レポート』(04)では監督/脚本を務めた。ブロードウェイを描くスマッシュヒット作『ドリームガールズ』(06)では、ビヨンセ・ノウルズ、エディ・マーフィー、ジェイミー・フォックスたちから記憶に残る見事な演技を引き出し、ジェニファー・ハドソンがアカデミー賞®助演女優賞を獲得。その他の監督作品には、『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』(11)とその続編『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2」(12)、ベネディクト・カンバーバッチ、ダニエル・ブリュール出演作『フィフス・エステート/世界から狙われた男』(13)などがある。2014年の記念すべきブロードウェイ再上演に先行し、ラホーヤプレイハウスと首都ワシントンのジョン・F・ケネディ・センターでの上演契約が結ばれたリバイバル作品「サイド・ショウ」で演出家としてデビューを果たし、高評価を得た。現在、フィルム・インディペンデント/映画芸術科学アカデミーの理事を兼任している。
作家
93才のホームズ! 老いに傷つく普通の老人が、鋭い推理の代りに、人生への深い洞察力で過去の事件を解きほぐす姿に心うたれる。 英国ミステリーの味わいに酔う秀作。
俳優
人は人生にやり残した事があると思った時、 自分の老いにあせりを覚えるのかも知れない。 その微妙な心情を見事に演じたイアン・マッケランに役者魂の真髄を見る思いがした。
タレント
老境のホームズが最後に挑む謎。 それは「ホームズ自身」だった! 知力を振り絞る彼の孤独。後悔。そして安堵。 今まで見たこともないホームズが、ここにいる!
女優、タレント
しらないこと、思い出せないこと、忘れていくこと… 彼が解決できなかった事件が、彼の孤独をカバーしてくれるなんて。 ネガティヴだと思うところに、希望が隠れているのかもしれない。
女優
世界中のシャーロキアンがこの映画を見て安心するでしょう。孤独な心を知識で埋めてきたホームズの余生に、救いの天使が表れます。 二人の存在感がとにかく素晴らしい!!
“老い”に悩むシャーロック、美しいイギリスの田園風景と、イアンマッケランの名演に酔いながら、知的な旅を堪能出来る。それはこの物語の初歩的な一歩だけれど…。
タレント
孤独を知識で埋めてきたシャーロックの最後の戦いを演じるイアン・マッケランにただ感動。 今まで誰も見たことない、一番リアルなシャーロックにあなたは心を打たれるでしょう。just beautiful.
作家、翻訳家
ホームズが挑む人生最後の謎は自らの「老い」だった、というのが泣かせる。 全盛期のようには動かない体と心で奮闘する、イアン・マッケランのホームズに出会えて良かった。
日本シャーロック・ホームズ・クラブ主宰者
物忘れには「日本のある特別なもの」が必要と、はるばる日本へ。 彼の状況は好転するのか?「死は深い悲しみだ」と言う、黄昏時のホームズにまた会いたい。
漫画家(『シャーロッキアン!』作者)
シャーロッキアンにはピンとくる『カックミア・ヘヴン』の駅に老ホームズが降り立つ冒頭から大興奮。いっときも目がはなせませんでした!
漫画家
物忘れも激しく足腰もヨボヨボ、でもやっぱり冴えてるお爺ちゃんホームズがなんとも魅力的。記憶と時間が交差する、スリリングな展開に夢中になった!
漫画家・イラストレーター
謎+老ホームズ+ちびっこワトソンだと…?設定だけでご飯三杯イケるわ!!…と思ってましたが案の定萌えました。この作品の住人になりたい…ミツバチでいいから!
作家・マンガ家
かのホームズ様を前に、まさか哀愁や叙情を感じることになろうとは!このホームズは、死ぬこと、生きること、人生という最大級にして最後の謎に挑む、名探偵に違いない。
作家
老人の活躍する映画が好きだ。 晩年の、と名前の前にくっついているだけで切ない気分になる。 そして晩年のホームズを描くこれは「気難しい老人映画」で生涯ベスト3に入る傑作だ。
(敬称略、順不同)