STORY
男の名はフランク・キッチン。裏社会からの依頼を受け、邪魔者をこの世から消し去る凄腕の殺し屋だ。ある日、フランクの隠れ家にマフィアのボス、オネスト・ジョンが手下を連れてやってくる。ジョンはフランクに数々の殺しを依頼している上顧客。1週間後にラスベガスから来る一人の男を暗殺する仕事も請負い中だ。だが、ジョンの様子はいつもと違っていた。「お前は敵を作りすぎた」ジョンがそう言った瞬間、彼の手下が銃を取り出した。必死に応戦するも、銃撃戦の果てに被弾したフランクは意識を失ってしまう。目覚めると、フランクは見知らぬ安ホテルのベッドで全身を包帯で巻かれた状態で寝ていた。包帯を取って鏡の前に立った彼は変わり果てた自分の姿に驚愕する。そこにいたのは、まぎれもない女だった。フランクは意識を失っている間に性転換手術を施されていたのだ。ベッドの脇に置かれたテープレコーダーを再生すると、見知らぬ女の声が流れ始めた。その声によると、自分は手術をした医者で、それはフランクへの復讐を意味しているという。怒りに打ち震えるフランクは、大切な《もの》を奪った女医を見つけ出して落とし前をつけるため、女アサシンとなって復讐に立ち上がる―。