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映画『ラビング 愛という名前のふたり』 映画『ラビング 愛という名前のふたり』 映画『ラビング 愛という名前のふたり』 映画『ラビング 愛という名前のふたり』 映画『ラビング 愛という名前のふたり』
本年度アカデミー賞®最有力!! ゴールデン・グローブ賞Wノミネート
アメリカ史上最も純粋なラブストーリー 『英国王のスピーチ』コリン・ファースが映画化を熱望した感動の実話

ABOUT THE MOVIE

1958年、アメリカ、ある夫婦が逮捕される。
ふたりの肌の色が違うというだけで──。

ある夜、突然逮捕されたラビング夫妻。その罪の名は、“結婚”──今からわずか60年前のこと、アメリカのいくつもの州で異人種間の結婚が禁じられていた。だが、活動家でもなく、ごく普通の労働者階級のラビング夫妻の訴えによって、1967年に遂に法律が変わる。この驚くべき実話に深い感銘を受けた名優コリン・ファースがプロデューサーを名乗り出て、映画化が実現した。
いったい、ラビング夫妻はどうやって国を動かしたのか? きっかけは、妻のミルドレッドが、ケネディ大統領の弟であるロバート・ケネディ司法長官に書いた1通の手紙。愛する夫のリチャードと生まれ故郷で夫婦として暮らしたいと願ったのだ。
気鋭の監督が丁寧に慈しむようにスクリーンに焼きつけたのは、実在の夫妻の慎ましくも美しい人生。主演の二人の一点の曇りもない演技が、観る者すべての心を揺さぶる。
二人は自分たちの“LOVING(ラビング)”という名前の通り、ただひたすらに愛を貫いた。歴史までを変えた、史上最も純粋な愛を描いた感動作が誕生した。

STORY

レンガ職人のリチャード・ラビングは、恋人のミルドレッドから妊娠したと告げられ、大喜びで結婚を申し込む。時は1958年、ここバージニア州では、異人種間の結婚は法律で禁止されていた。だが、子供の頃に出会って育んだ友情が、愛情へと変わっていったリチャードとミルドレッドにとって、別れるなどあり得ないことだった。二人は法律で許されるワシントンDCで結婚し、地元に新居を構えて暮らし始めるが、夜中に突然現れた保安官に逮捕されてしまう。二人は、離婚か生まれ故郷を捨てるか、二つに一つの選択を迫られる──。

ラビング夫妻が
世界を変えるまで

1933年10月29日バージニア州セントラル・ポイントでリチャード・ペリー・ラビング誕生
1939年7月22日バージニア州セントラル・ポイントにてミルドレッド・ドローレス・ジーター誕生
1958年6月2日リチャードとミルドレッドワシントンD.C.にて結婚。その後、セントラル・ポイントのミルドレッドの実家に移り住む
1958年7月11日キャロライン郡担当のバージニア州弁護士であるバーナード・マホンが、リチャードとミルドレッドの逮捕状をとる
1958年7月12日午前2時、ブルックス保安官が寝室に突入し夫妻を逮捕。夫妻はボウリング・グリーンの監獄に収容される。リチャードは一晩過ごしたのち1,000ドルの保釈金を支払い釈放され、ミルドレッドは5日間を獄中で過ごし、1,000ドルの保釈金を払って釈放される
1958年10月ラビング夫妻、バージニア州の異人種間結婚を禁じた法令に違反しているとして起訴される
1959年1月1年間の服役の判決が下されるが、「直ちにキャロライン郡とバージニア州を立ち去り、25年間、前記の郡及び州に一緒に又は同時に戻らない」という条項に同意することで執行猶予となる

夫妻はワシントンD.C.のミルドレッドのいとこのアレックス・バードとその妻のラウラと共に暮らすようになる
1963年ミルドレッドは、アメリカ合衆国司法長官のロバート・F・ケネディに手紙を書く。ケネディはアメリカ自由人権協会(ACLU)にケースを委ねる

6月にはラビング夫妻のケースをACLUの弁護士であるバーナード・コーエンが担当することになり、その数か月後には、公民権を専門に扱う弁護士であるフィリップ・ハーシュコプが加わり、両弁護士は無償で弁護にあたる

11月にバーナード・コーエンは、ラビング夫妻の有罪判決を無効にし、判決を破棄するようバージル判事に申し立てを提出する
1964年ラビング夫妻は3人の子供たちとバージニア州に戻り、キングアンドクイーン郡の農家でひそかに暮らすようになる
1965年1月22日    バージル判事は申し立てを退ける
1966年3月7日バージニア州最高裁はラビング夫妻の申し立てを是認するも、州から25年間立ち去る条項は過剰であるとして、判決の変更を求めて事件を州巡回裁判所に差し戻す
1966年3月18日ライフ誌は、同誌のカメラマン、グレイ・ビレットによる、キングアンドクイーン郡の自宅とその周辺でのラビング夫妻の白黒写真付きで、(記者署名なしで)「結婚という犯罪」という記事を掲載
1966年3月ラビング夫妻対バージニア州裁判が米国連邦最高裁判所に上訴される
1967年6月12日最高裁判所は、すべての異人種間結婚禁止法を違憲であり、修正第14条の平等の保証に違反しているとする、全員一致の判決を下した
毎年6月12日現在6月12日は、最高裁判所によって異人種間の結婚が合法化された”Loving Day”として記念日となっている

PRODUCTION NOTES

STAFF