COMMENT

  • ヒトは身を寄せ合う、世間から外れても、法に触れても、
    いのちの自然に逆らわず、GDPなどどこ吹く風で。

    谷川俊太郎 詩人

  • 家族、という文字に響きに、私も社会も縛られているのかもしれない。
    本当のつながりって、私にとってはなに?どこにある?とつきつけられた。

    有働由美子

  • たとえかりそめでも、ここに肩を寄せ合った人々の瞳には、真実の光がともっている。

    小川洋子 作家

  • 今を生きる子供たちが大人になるまで残したいと思う映画です。
    二十年後、この映画がもう一度祝福されることを願ってやみません。

    坂元裕二 脚本家

  • 家族を成り立たせるためには理解も共感も要らない。
    『この人のことを私は何も知らない』という断念の方がむしろ家を安全で快適なものにしてくれる。

    内田樹 思想家・武道家

  • 『万引き家族』は日本人の心の叫びだと思います。
    単なる愛情では得られない、僕たちがずっと求めていた感情を、覚悟を持って伝えてくれた映画です。

    渡辺大知 黒猫チェルシー

  • 衝撃的な作品でした
    徹底して家族を描き続けてきた是枝監督の手加減なしの集大成
    そしてもう、最後は泣けて泣けて・・・
    今までの是枝監督の映画とは全く違った強烈な何かを感じました
    たぶん、この映画を見た人はみんなそうゆうモヤモヤとした衝撃を喰らうんだと思います。

    スガ シカオ

  • 是枝監督は、私たち『オトナ』に問う。
    少女の凍った心を溶かしたのは何だったのか、と。
    そして、その答えは私たちが既読スルーし黙殺する日常の片隅にかろうじて残っていた。

    草野満代 アナウンサー

  • 無性に泣けた。言いようのない恋しさが消えなくていつまでも後を引く映画だ。
    常識の世界が全部嘘に見え、この「家族」が本当に見える。
    是枝さん、また素晴らしい少年を発掘しましたね。

    加藤登紀子 歌手

  • 映画を見終って、すべての登場人物の瞳の奥に、天からぶら下がる蜘蛛の糸のようなもの、「希望の光」が見えた。

    松本隆 作詞家

  • 大きなwhyなぜに答えるのではなく、小さなhowいかにを丁寧に紡ぎ重ねる。
    是枝ドラマツルギーのすいがここにある。

    福岡伸一 『動的平衡』著者

  • 是枝監督の作品はいつも、私たちの人生や大切なあなた、そして私自身の写し鏡のよう。
    もしも、そんなものは見たくない、と思っていたとしても、グッと引き込まれるホンモノのエンターテイメント。
    多くの人に観てほしい。

    岸田繁 くるり

※敬称略・順不同