ジョシュ・ブローリン マイルズ・テラー ジェフ・ブリッジズス ジェームズ・バッジ・デール with テイラー・キッチュ and ジェニファー・コネリ「オンリー・ザ・ブレイブ」

6月22日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか 全国ロードショー
炎は怖くない。恐れるのは、愛する人の涙だけ。

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愛する人を守る。ただ、それだけ。普通の男たちが英雄に変わる瞬間を目撃せよ。

火災映画の金字塔『バックドラフト』を超える迫力と情熱──巨大山火事に挑む男たちに、世界が泣いた感動スペクタクル!

2013年、アメリカのアリゾナ州で巨大山火事が発生した。荒れ狂う炎に立ち向かったのは、ホットショット(精鋭部隊)の20人の男たち。実は彼らは皆、他のホットショットの隊員たちとは全く違う経歴の持ち主だった。主に落雷や自然発火が原因で広大な山林を焼き尽くし、さらには人々が暮らす街にまで燃え広がる山火事。この大自然の脅威と闘うには、誰もが逃げ出す危険に進んで飛び込む強靭なハートと、炎の動きを読みながら、自らの手で樹木を燃やして作った“味方の火”で、“敵の火”を抑えこむという特別な技術が必要だった。そのため、農務省の特殊チームだけが現場の権限を持つホットショットとなる。ところが、この20人の男たちは、誰もエリートではなかった。アメリカ史上初めてホットショットを名乗ることが許された、地方自治体のチームだったのだ。

『トランスフォーマー』シリーズの名プロデューサー、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが、彼らを紹介したGQ誌の記事を読んで感銘を受け、映画化を実現させた。険しい山岳地帯での驚異のスケールの山火事の映像を完成させたのは、『オブリビオン』のジョセフ・コシンスキー監督と、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でアカデミー賞®を獲得した撮影のクラウディオ・ミランダ。脚本は、隊員たちの家族に会ってリサーチを重ねた『ブラックホーク・ダウン』のケン・ノーランと、『アメリカン・ハッスル』でアカデミー賞®にノミネートされたエリック・ウォーレン・シンガー。
チームを育て上げたマーシュには、『アベンジャーズ』シリーズのジョシュ・ブローリン。薬に溺れ窃盗で捕まる最低の男だったが、娘のために生まれ変わろうとする新人マクドナウには、『セッション』のマイルズ・テラー。常に最前線で体を張る最高のリーダーのもと、最初は落ちこぼれだった男が仲間たちと固い絆を結んでいく姿を演じた。その他、『クレイジー・ハート』のジェフ・ブリッジスと、『ビューティフル・マインド』のジェニファー・コネリーの二人のオスカー俳優がスクリーンを引き締める。
大切な仲間と愛する家族はもちろん、名も知らぬ人々の命をも守るために、勇気だけで炎の海に飛び込んでいく男たち。普段はどこにでもいるフザケてばかりの陽気な彼らが、本物のヒーローに変わる瞬間に、興奮と感動と涙が溢れ出す─。

すべてを焼き尽くす未曽有の山火事に、
たった20人で立ち向かった男たちがいた—。

猛烈な勢いで山を焼き尽くす炎。近隣住民も森に住む動物たちも一斉に逃げ出す中、炎に突入しチェーンソーで次々と木を切り倒す男たちがいる。アリゾナ州プレスコット市の森林消防隊員たちだ。火の動きを読んだ指揮官のマーシュ(ジョシュ・ブローリン)は、迎え火を焚き、火をもって火災を抑え込もうとする。だが、現場の権限を持つ米国農務省の“ホットショット(精鋭部隊)”に、「“市”レベルの消防隊員が余計な口出しをするな」と言われてしまう。
麻薬にセックスに・・・と堕落した日々を過ごしていたマクドナウ(マイルズ・テラー)は、ある日、数か月前に別れた恋人が妊娠している事を知る。動揺し彼女に会いに行くが、「この子は私と家族で育てるから、あなたは関わらないで」と拒絶され、むしゃくしゃした勢いで駐車中の車から携帯を窃盗、その場で逮捕される。何とか仮釈放されるも、母親に家からも追い出され、何処にも居場所が無くなったマクドナウが向かったのは、新人募集の案内を出していたマーシュ率いる森林消防隊だった。
採用面接中、一目でマクドナウが薬物中毒だったことを見抜くマーシュ。他の隊員が「あいつは何でも中途半端なダメな奴だ」と猛反対する中、マーシュは窃盗罪で保護観察中の彼を採用する。「生まれたばかりの娘を幸せにしたい」、「人間として生まれ変わりたい」という決意を買ったのだ。

新しいメンバーも増え、またいつも通りの地獄のような訓練を始める消防員たち。マクドナウのことを信じていなかった他の隊員たちとも、命を預け合う現場を通して次第に絆が深まっていく。そんな隊員たちを誇りに思い、自分たちも“ホットショット”になりたいという夢を捨てきれないマーシュは、妻のアマンダ(ジェニファー・コネリー)に勧められ、市の消防署長で親友でもあるデュエイン(ジェフ・ブリッジス)に、自分たちのチームを“ホットショット”に認定してほしいと相談する。地方自治体の消防隊が“ホットショット”に昇格した前例はなかったが、彼らの実力に惚れ込むデュエインに説得された市長は、審査を受けられるよう手配するのだった。
そんなある日、チリカウア山脈で発生した火災へ駆けつけ、まさに本番で認定審査を受けることになるマーシュたち。強風にあおられる火災を食い止めるために、マーシュは炎の“燃料”となる木々を焼くという判断を下すが、審査官から迎え火で火事がさらに勢いを増すと静止される。二人は激しい口論となり、マーシュは審査官に「あんたは黙ってろ!」と怒鳴ってしまう。
結果は、マーシュの勝利だった。マーシュを心から敬愛する副官ジェシー(ジェームズ・バッジ・デール)は、「審査がダメでも俺たちは森を救った」と誇らしげに胸を張り、隊員たちも深くうなずくのだった。
審査発表の日、「君たちのボスは生意気だが、君たちは最高の消防士だ」という審査官からのメッセージと共に“ホットショット”への昇格が告げられる。だが、隊員たちの歓喜も束の間、愛する家族を残して火災に立ち向かう彼らを、アメリカ史上最も恐ろしい、山を飲み込むような巨大山火事が待ち受けていた──。

6月22日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか 全国ロードショー