2017.03.14 POSTED

25年間迷子だった男、来日!寺田心君と登壇イベント実施!


本作の主人公のモデルでもある、原作者のサルー・ブライアリー氏と、天才子役、寺田心君(8歳)をお招きしてトークショーを実施いたしました。
今回のイベントは今年1月にスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラムでユニセフが本作の特別上映を行ったことを背景に、日本ユニセフ協会主催の最速試写会も兼ねてのイベントとなりました。

下記詳細レポート

★最初の挨拶
サルー「今日はご来場いただきありがとうございます。この映画を初めて観てくださる皆さん、この旅路(映画)は強烈で厳しい旅になります。しっかり椅子に座ってシートベルトをしめてご覧ください!笑 これは私自身が経験した物語です。それが本になり映画になりました。映画化されるにあたっては監督や俳優の皆さんがすばらしい仕事をしてくださったと思っています。是非映画を楽しんでください!」

★出来上がった映画を見てどう感じたか
サルー「自分の話なので、はじめは感動しないんじゃないかと思っていましたが、映画が始まり5分経つと映画の世界に引き込まれてドキドキしながら椅子にかじりついて観ていました。この映画をみて自分の身に起きたことを客観視することができたし、当時の自分に引き戻されました。そして、自分はなんて幸運な人生を歩んだんだろうと再確認できた気がします」

★また本作を通して伝えたいメッセージ
サルー「本当に沢山あります。ただ一番言いたいことは養子縁組にもっと門をひらいてほしいという事です。人々が家族を作る選択肢の一つになったらと願います。また貧困に悩む子供たちの支援をするISSA(幼児里親養子縁組協会)のスードという女性に会い僕は助けられました。ISSAだけでなく沢山の養子縁組の財団は寄付を求めています。僕の願いが多くの人に届くよう願っています」

★寺田心君最初の挨拶
「こんばんは。寺田心です、今日は素敵なイベントに呼んでいただきありがとうございます。日本ユニセフ協会さんでの試写会という事ですが、実は僕は小さい頃にユニセフさんから頂いたぬいぐるみのコロちゃんを、ずっと大切にしているんです」

★映画の感想
寺田心「僕だったらどうするだろうと思って観ていました、あんなに小さい子が迷子になってしまうなんて、それを観ているだけで胸が苦しくなりました。」

★ハリウッドデビューについて
寺田心「僕の大好きな芦田愛菜お姉ちゃんは、ハリウッド映画に出ていてすごいなって思うのですけれども僕はもっと勉強しないと難しいかなって思います。ひとつひとつのお仕事を頑張ります!」

★最後に
サルー「僕の半生はものすごい旅路でした。でもこんな滅多にない経験をした方でなくても、それぞれの形で共感してただける映画です。色々な人生の形があることを知ってもらえたら嬉しいです。リラックスして映画を楽しんでください」

寺田心「世界には悲しくて、辛いお友達がいることは少ししか知らなかった。僕がいまできる事はなんだろうと考えました。それは知ることなんだと思いました。沢山の方にこの映画を観てもらいたいです。」