INTRODUSTION

カンヌ国際映画祭・審査員賞受賞から全世界へと広がった『そして父になる』の熱狂から4年─。是枝裕和監督×福山雅治主演というタッグに加え、名優・役所広司が是枝組に初参加。さらに、『海街diary』に続き是枝組2度目の出演となる広瀬すずを迎え、日本を代表する豪華キャストの競演が実現した。
福山が演じるのは、裁判で勝つためには、真実は二の次と割りきる弁護士の重盛。役所演じる、得体の知れない不気味な容疑者と、広瀬演じる被害者の娘との接点が明らかになるにつれ、一線を超えた領域に踏み込んでしまう男を演じた。
さらに、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、市川実日子、橋爪功ら実力派俳優たちが、スクリーンの端々にまで緊張感をもたらした。撮影は、映画2作目にして、『海街diary』で日本アカデミー賞最優秀撮影賞に輝いた瀧本幹也。タランティーノやジョン・ウーなどの名立たる監督たちに愛される美術監督・種田陽平、さらには『最強のふたり』(11)を手掛けたイタリアの巨匠ルドヴィコ・エイナウディによる音楽と、最高のスタッフが集結した。
弁護士が覗いた容疑者の深い闇。その先に浮かび上がる、慟哭の〈真実〉とは─。心震える心理サスペンスが完成した。
カンヌ国際映画祭・審査員賞受賞から全世界へと広がった『そして父になる』の熱狂から4年─。是枝裕和監督×福山雅治主演というタッグに加え、名優・役所広司が是枝組に初参加。さらに、『海街diary』に続き是枝組2度目の出演となる広瀬すずを迎え、日本を代表する豪華キャストの競演が実現した。
福山が演じるのは、裁判で勝つためには、真実は二の次と割りきる弁護士の重盛。役所演じる、得体の知れない不気味な容疑者と、広瀬演じる被害者の娘との接点が明らかになるにつれ、一線を超えた領域に踏み込んでしまう男を演じた。
さらに、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、市川実日子、橋爪功ら実力派俳優たちが、スクリーンの端々にまで緊張感をもたらした。撮影は、映画2作目にして、『海街diary』で日本アカデミー賞最優秀撮影賞に輝いた瀧本幹也。タランティーノやジョン・ウーなどの名立たる監督たちに愛される美術監督・種田陽平、さらには『最強のふたり』(11)を手掛けたイタリアの巨匠ルドヴィコ・エイナウディによる音楽と、最高のスタッフが集結した。
弁護士が覗いた容疑者の深い闇。その先に浮かび上がる、慟哭の〈真実〉とは─。心震える心理サスペンスが完成した。

STORY

それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅(役所広司)が、解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し死刑はほぼ確実。しかし、弁護を担当することになった重盛(福山雅治)は、なんとか無期懲役に持ちこむため調査を始める。
何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述が、会うたびに変わるのだ。金目当ての私欲な殺人のはずが、週刊誌の取材では被害者の妻・美津江(斉藤由貴)に頼まれたと答え、動機さえも二転三転していく。さらには、被害者の娘・咲江(広瀬すず)と三隅の接点が浮かび上がる。重盛がふたりの関係を探っていくうちに、ある秘密に辿り着く。
なぜ殺したのか? 本当に彼が殺したのか? 得体の知れない三隅の闇に呑みこまれていく重盛。弁護に必ずしも真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から知りたいと願う。その先に待ち受ける慟哭の真実とは? それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅(役所広司)が、解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し死刑はほぼ確実。しかし、弁護を担当することになった重盛(福山雅治)は、なんとか無期懲役に持ちこむため調査を始める。
何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述が、会うたびに変わるのだ。金目当ての私欲な殺人のはずが、週刊誌の取材では被害者の妻・美津江(斉藤由貴)に頼まれたと答え、動機さえも二転三転していく。さらには、被害者の娘・咲江(広瀬すず)と三隅の接点が浮かび上がる。重盛がふたりの関係を探っていくうちに、ある秘密に辿り着く。
なぜ殺したのか? 本当に彼が殺したのか? 得体の知れない三隅の闇に呑みこまれていく重盛。弁護に必ずしも真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から知りたいと願う。その先に待ち受ける慟哭の真実とは?