1989年、カナダ、ケベック州生まれ。6歳の頃より子役として、映画、TV、CMに出演する。脚本と主演も務めた監督デビュー作『マイ・マザー』(09)が、カンヌ国際映画祭監督週間部門に選ばれ、若き天才の出現とセンセーションを巻き起こす。続く、監督・脚本・編集に主演も果たした『胸騒ぎの恋人』(10)と、監督・脚本・編集・衣装を手掛けた『わたしはロランス』(12)は、カンヌ国際映画祭ある視点部門に正式招待される。初めて戯曲を原作に監督・脚本・編集・主演を務めた『トム・アット・ザ・ファーム』(13)は、ベネチア国際映画祭に出品され、国際批評家連盟賞を受賞する。
2014年、監督・脚本・編集・衣装デザイン・出演を果たした『Mommy/マミー』で遂にカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、審査員特別賞を獲得、続く本作で同映画祭のグランプリと、着実に評価を上げ続けている。
最新作『The Death and Life of John F. Donovan』(17)では初の英語作品に挑戦、主役のゴシップ雑誌の編集長役にハリウッドを代表する女優ジェシカ・チャステインを迎え、共演にナタリー・ポートマン、スーザン・サランドンら豪華キャストが名を連ね、早くも最大の話題作と期待されている。