Production Note
プロダクション ノート

難航の結果、ベストにたどり着いた主演2人のキャスティング
エド役を演じるためには、エイミーと大きな歳の差がありながらも、彼女との親密な関係性を表現する必要があるが、ジェレミー・アイアンズは役に必要な全てを持っていた。彼は演技が素晴らしいうえに、セットでは率先してムードメーカーになり現場の空気を和らげた。そして共演者のオルガ・キュリレンコについてこう話す。「オルガは驚くべき魅惑的な女性だ。15歳の時にデビューして以来、ずっと内に秘めたエネルギーを保ち続けている。しかも彼女はとても賢い女性なんだよ。」 そんなオルガに関して、トルナトーレ監督はこう説明する。「エイミーは難しい役柄。すべてが彼女の目線で語られ、常にスクリーンに映っているからね。若くて美しく、演技力のある女優を探していた。」 またオーディションには時間がかかったが、監督は心配していなかったと語る。「まさに探していた人を見つけたと分かる時が来るんだよ。そしてとても喜ばしいことに、ジェレミーとオルガの相性が素晴らしかったんだ。化学反応のような不思議な作用が働いて、薬の調合がうまくいったみたいに。」 そうして選ばれたオルガ・キュリレンコは、「トルナトーレ監督と仕事ができるのは光栄なことよ。さらに主役を演じられるなんて素敵よね」と胸を張り、最初に脚本を読んだ時のことを「とても驚いたわ。二つとない物語だと思ったの」と振り返る。「独特なよく練られた話よ。設定はとても気が利いていて観る人を惹きつけるし、テーマは興味深い。物語と星の一生が呼応しているところがとても気に入ったわ。」