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4月18日(木)
成島出監督ティーチイン上映回決定!

渋谷シネクイントにて下記の通り成島出監督、映画ライターSYOさんのトークショー付きティーチイン上映回が決定いたしました!この機会にぜひ、ご来場ください。

<日時>
4/18(木) 18:30上映回 (上映後登壇)

<会場>
渋谷シネクイントにて

<登壇者>
成島出監督、映画ライターSYOさん(予定)

<チケット販売>
・ネット販売:4/13(土)00:00(=4/12(金)24:00)より 劇場のオンラインチケットページにて
https://www.cinequinto.com/shibuya/ticket/
・窓口販売:4/13(土)劇場オープン時より
(オンラインで完売となった場合は劇場窓口での販売はございません)

<チケット料金>
通常料金/全席指定席(前売券・各種割引適用可、招待券適用不可)

≪その他の注意事項≫

※当日マスコミ取材が入る場合がございます。予めご了承ください。
※いかなる場合においても途中入場はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
※全席指定・定員入替制での上映となり、専用のチケットをお持ちでない方はご覧になれません。
※場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。
※転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
※内容はすべて予定です。登壇者及び内容は、予告なしに変更する場合がございます。
※いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後のチケットの変更や払い戻しはできません。
※電話でのご予約は受け付けておりませんのでご了承下さい。
※場内でのカメラ(カメラ付き携帯を含む)、ビデオにより撮影・録音・録画は固くお断りします。

4月9日(火)トークショー付き上映回決定!

本作のトークショー付き上映回の実施が決定しました。ぜひこの機会にご来場ください。

<概要>
日時:4月9日(火) 18:30の回(上映後にトークショー)
会場:TOHOシネマズ 日比谷
登壇者:成島出監督、若林佑真(本作のトランスジェンダー監修)
※登壇者は、予告なく変更になることがございます。予めご了承ください。

<チケット購入方法>
●WEB・SP=4/5(金)00:00<4/4木24:00>からインターネットチケットvitで販売。
https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/081/TNPI2000J01.do
●劇場窓口=4/5(金)劇場オープン時から販売(残席がある場合のみ)

【料金】 通常料金
※ムビチケ使用可 ※各種割引適用可 ※無料鑑賞不可

〈注意事項〉
●転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
●舞台挨拶の開催中止や、登壇者などの内容が予告なく変更になる場合がございます。その場合も、交通費や宿泊費などの補償はいたしません。また、映画上映が行われる場合はチケットの変更や払い戻しもできませんので、予めご了承ください。
●全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
●車椅子をご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
●場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
●会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。
●各劇場の注意事項も併せてご確認ください。

3/23(土)撮影地・大分での舞台挨拶決定!!
成島出(監督)・町田そのこ(原作者)登壇予定

Tジョイパークプレイス大分

本作の撮影地となりました大分の皆様に感謝を込めまして、
3月23日(土)に成島出監督と原作者の町田そのこさんによる舞台挨拶付き上映を実施いたします。
舞台挨拶は上映後、今回はお客様からお二方に作品について直接ご質問いただけるティーチイン形式を予定しております。
劇場で販売している本作品のパンフレットをご持参の方に向けたサイン会も実施予定です。この機会に是非ご来場ください。
詳細は以下となります。

★3月23日(土)
【会場・時間】 Tジョイパークプレイス大分  10:00の回 (上映後に舞台挨拶がございます)
【登壇者(予定)】 成島出(監督)・町田そのこ(原作者)
※登壇者は予告なく変更になることがございます。予めご了承ください。

<チケット購入方法>
2024年3月14日(木)24:00(=3月15日(金)00:00)より、
劇場HP(https://tjoy.jp/t-joy_parkplace_oita)上映スケジュールより販売いたします。
残席がある場合、3月15日(金)の劇場OPENより劇場窓口でも販売を開始いたします。

【料金】通常料金 ※ムビチケ使用可・各種割引適用可
※招待券等無料鑑賞適用不可

〈注意事項〉
●転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
●舞台挨拶の開催中止や、登壇者などの内容が予告なく変更になる場合がございます。その場合も、交通費や宿泊費などの補償はいたしません。また、映画上映が行われる場合はチケットの変更や払い戻しもできませんので、予めご了承ください。
●舞台挨拶回は招待券など無料鑑賞はご使用いただけません。
●全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
●車椅子をご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
●場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
●会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。

TOHOシネマズアミュプラザおおいた

本作の撮影地となりました大分の皆様に感謝を込めまして、
3月23日(土)に成島出監督と原作者の町田そのこさんによる舞台挨拶付き上映を実施いたします。
舞台挨拶は上映後、今回はお客様からお二方に作品について直接ご質問いただけるティーチイン形式を予定しております。
劇場で販売している本作品のパンフレットをご持参の方に向けたサイン会も実施予定です。この機会に是非ご来場ください。
詳細は以下となります。

★3月23日(土)
【会場・時間】 TOHOシネマズ アミュプラザおおいた  12:20の回 (上映後に舞台挨拶がございます)
【登壇者(予定)】 成島出(監督)・町田そのこ(原作者)
※登壇者は予告なく変更になることがございます。予めご了承ください。

<チケット購入方法>
2024年3月14日(木)24:00(=3月15日(金)00:00)より、
当劇場HP上映スケジュール(https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/074/TNPI2000J01.do)より販売致します。
残席がある場合、3月15日(金)の劇場OPENより劇場窓口でも販売を開始いたします。

【料金】通常料金 ※ムビチケ使用可・各種割引適用可
※招待券等無料鑑賞適用不可

〈注意事項〉
●転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
●舞台挨拶の開催中止や、登壇者などの内容が予告なく変更になる場合がございます。その場合も、交通費や宿泊費などの補償はいたしません。また、映画上映が行われる場合はチケットの変更や払い戻しもできませんので、予めご了承ください。
●舞台挨拶回は招待券など無料鑑賞はご使用いただけません。
●全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
●車椅子をご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
●場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
●会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。

【3月7日大ヒット御礼舞台挨拶レポート】

映画『52ヘルツのクジラたち』の大ヒット御礼舞台挨拶が3月7日(木)、東京・豊洲のユナイテッドシネマ豊洲にて開催。杉咲花、志尊淳、成島出監督が登壇。観客から寄せられた質問に答えた。
最初の質問は、杉咲が演じた貴瑚が、映画終盤で桑名桃李演じる少年の髪を切るシーンの撮影について。こちらのシーンでは実際に杉咲が髪を切っており、杉咲は「桃李くんは、ヘアドネーションをしたくて髪をずっと伸ばしてきたと聞いていて、実際に切った髪は(ヘアドネーションに)出されたんですが、(撮影は)一回きりで、そして大切に、大切に伸ばしてきた髪だと知っているからこそ、緊張しました。最初は人工ウィッグで練習したんですけど、実際の毛とは毛質が全く違って、『こんな切れ味なんだ』と感動しながらカットしました」とふり返る。
成島監督はこのシーンの桑名の笑顔について「あそこが、愛として初めて笑顔を出せたシーンでもあり、2年間、伸ばしてきて、これで終わりということで、嬉しくなってあの笑顔なんです(笑)。貴瑚と美晴(小野花梨)に囲まれて、2年間の長い旅が終わった素直な笑顔で、それが撮れたのはラッキーでした」と明かした。
続いて、トランスジェンダー男性である安吾を演じた志尊に、安吾のひげを生やしたビジュアルをはじめ、役にアプローチする上でのリサーチについての質問が。志尊は、この役のオファーを受けて、トランスジェンダーの男性の写真やその生い立ち、生き方などが掲載された雑誌を読んで、安吾をどのように作っていくか思いを巡らせたという。さらに「実際に話を聞いてみたいと思っていたところ、トランスジェンダー監修の若林佑真くんが、当事者の方がやっているバーに連れて行ってくれて、そこにお友達が5~6人いて、お酒を飲みながら語る機会を作ってくれたんです。僕が、無知な部分が多くて失礼なこともあるかもしれませんが、いろいろ聞かせてくださいとお願いして、快くいろんなことを聞かせてくださって、アンさんという役にそれを落とし込んだ時、ひげをはやしたいと思い、あのビジュアルになりました。ひげひとつとっても、カメラテストをして、鼻の下に着けてみたり、あごの広さを考えたり、一本単位で調整してつくっていきました」と役作りのプロセスを明かしてくれた。

また「本作に携わったことで芽生えた気づきや新たな発見、心動かされたこと」について尋ねると、成島監督は「映画界も僕が20代で助監督を始めた時から40年近く経って、いろんなこと変わってきて、それはいいことだと思います。基本、成島組の考え方は『作品が主役』ということ。監督や主演俳優でもなく、主役は作品だという話をさせてもらって、作品の前では全員が平等で、何を言ってもいい。とにかくいい作品にしたいという思いで、それにみんなが応えてくれました。ぶつかることもあるけど、その結果『良い映画をつくりたいという一途な思いで一丸になれた、幸せなひと夏でした」とトップダウン型ではなく、キャスト・スタッフが同じ目線で映画づくりに挑んだ撮影の日々を懐かしそうに振り返る。

杉咲は、本作においてヤングケアラーやネグレクトなどの社会問題やトランスジェンダー男性を描く上での当事者や有識者へのリサーチ、そして監修で入ったスタッフの存在に言及。「映画を観てくださる方々の中にもきっと当事者の方がいて、だからこそ、わかったつもりになってはいけないと思っていました。トランスジェンダーの表現の監修で入ってくださった若林佑真、LGBTQ+インクルーシブディレクターで入ってくださったミヤタ廉さん、インティマシーコーディネーターの浅田智穂さんなど、本当に様々なスタッフさんが、多角的な視点を持ち寄って、より良いものにしていくためにどうしたらいいかと熱い議論を積み重ねて、だからこそ辿り着けたものがあったと思います。自分にわからないものを『わからない』と言葉にしてシェアして、初めて見えてくるものがあって、わからないことがダメなことじゃないと思えたことが、相手を知る第一歩に繋がるという、大切な経験になったと思います」と本作を通じて得た大切な気づきを口にする。

志尊さんは、改めてトランスジェンダー監修の若林佑真さんの存在に言及。「本当に佑真くんは、何も隠すことなく全てをさらけ出していろんなことを教えてくれて『淳ちゃんのアンさんがよくなるために』と考えてくれました。どうしても、若林佑真くんがトランスジェンダー監修として表に出るってことには、ものすごく勇気が必要で、そこに至るまで悩みや葛藤もあったと思いますけど、当事者の人がみんなと一緒に楽しく生きる世界を作るんだという意思をもって、先陣を切ってくれたことでこの作品が成り立っていると思います。僕ができることは、思いをくみ取って、少しでも表現でお力添えできたらという思いでした。とにかく監修やコーディネーターで入ってくださったみなさまの思いを踏みにじりたくないという思いでやらせていただきました」と真摯に語った。

また、「寄り添うこと、寄り添い続けることに疲れて限界を感じてしまった時、みなさんならどうしますか?」という質問に対し、杉咲は「すごく優しい方なんだなと思いながら、(答えを)考えているんですけど…」と質問者を気遣いつつ「コップの中にわずかにしか水が溜まってないのに、それを(他人に)注いでしまったら、自分の心がカラカラになっちゃうので、そういう時は、ちょっと休んで自分の心を守ってあげてもいいんじゃないかと思います。そういうふうに寄り添いたいと思っていることは、きっと相手に届くはずなんじゃないかと思います」と語る。

志尊は「僕はまだまだ人間的に余裕がないので、『全ての人に寄り添いとげられるか?』と言われたら難しいところがあると思います。でも、その代わり、『この人に寄り添い続けるんだ』と思ったら、見返りを求めず寄り添おうと思えるタイプだと思います。『寄り添う』ってずっと一緒にいることだけじゃないと思っていて、ある程度、距離をとることも、その人のことを思っての寄り添いだと思うし、全てを『自分がやってあげなきゃ』というのではなく、誰かを想っているのが寄り添いだと思うので、つらくなったら一回、距離を置いて、自分を大切にしてほしいという思いがあります」と優しく呼びかける。

また、俳優として現場で対峙し、さらに完成した作品を見て、お互いに感じた俳優としての魅力や素晴らしさについての質問では、杉咲は志尊について「アンさんのどのシーンも鮮明に自分の中にあるので『ここ』と挙げるのが難しいんですが…」と思案しつつ、安吾の運転する車から飛び出した貴瑚が「すべて吐き出していいんだよ」という言葉を安吾から掛けられる一連のシーンについて言及。「撮影直前に緊張してしまって、そうしたら志尊くんが手を握ってくださったんです。(車の)扉を開けられないくらいの緊張感だったんですけど。本番が始まって『飛び出さないと』と思って、カメラの前に立って、自分のことで精一杯だったので、隣でどんな表情をしているのか、完成しているものを見るまでわかんなかったんですが、言葉に言い表せないような温もりに満ちた表情をアンさんがしていて、初号で見た時は胸がいっぱいになりました」と印象深いシーンについて語ってくれた。

志尊はこのシーンについて「メチャクチャ鮮明に覚えています」と語る。安吾を演じる上で「本を読みこみ、自分なりにプランを立てて、(あるシーンに向け、距離感を)逆算して作っていった」とふり返りつつ、ところがこのシーンは「プラン通りにいかなったシーンだった」と告白。「花ちゃん然り、キナコ(=貴瑚)が、握ったら本当になくなってしまうんじゃないか?と思えて、その姿を見て『触れないことはできない』と思って、僕もその時は気づかず、後で若林佑真くんに言われたんですけど、(杉咲の)背中に触れてしまったんですよね。それくらい、『本当にこのままなくなっちゃうんじゃないか』という花ちゃんの佇まいを見たので、演技プランは変わったものの、やっぱり“生”の2人のキャッチボールの積み重ねでできたんじゃないかと思います」と自身にとっても思いもよらないシーンになったと語る。

成島監督は、志尊が自身でも無意識に杉咲の背中を触れたという点について「初めて聞きました」と驚いた様子。「現場でも素晴らしいと思ってOKを出しました。まさに奇跡的なカットでした。アンさんがそういう気持ちで言っていたと今日、聞いて感動しました。嬉しいよ、監督として。そういう芝居がフィルムに収められるって、最高のこと」と嬉しそうに語っていた。

一方、志尊は、杉咲の魅力について「(語り始めると)2時間くらいかかる(笑)」と前置きしつつ、「杉咲さんが出る作品を見て、みなさんと同様に『なんて素晴らしいんだろう』と思っていますけど、それが『天才だから』とか『生まれ持ったものだ』と思われるのがすごくイヤなんです。杉咲花という人間は、こんなにも作品に自分の気持ちや時間を捧げていて、『こんなにも寄り添い遂げる人がいるんだ!』というのをそばで見て感じていました。彼女は多分、自分で思い描いて余裕を持ってなんてやっていなくて、1シーン、1シーン、『このままなくなっちゃうんじゃないか?』と思うくらい、すり減らして向き合ってるんです。僕が心配なのは、このまますり減って、壊れてしまうこと。でも、それが花ちゃんが仕事に向かうスタンスだから、上手く共存できて、自分の身体をしっかりと保てるんであれば、僕は日本の宝だと思ってるんで、これからもいろんな作品を届けてほしいという思いです」と熱い“杉咲花論”を展開し、会場は同意の温かい拍手に包まれる。

杉咲は「これ以上ないほどの言葉をいただいて、身に余る言葉で恐縮で嬉しいです」と照れくさそうな笑みを浮かべつつ「こんなふうに言ってくださる、自分にも想像しきれないほどのとてつもない愛情をもって、志尊くんは現場に毎日立っていてくださったので、そんな方と共演できたことは、かけがえのない時間でしたし、いち俳優としても心の底から尊敬しています」と返した。

舞台挨拶の最後に志尊は「僕自身、この作品に携わって、知らなかったことを知ったことで、『ここで終わり』とは全く思っていなくて、この作品に携わったことをスタートに、もっと知らないことを知っていかなきゃと思いました。みなさまにとってもこの映画が『もっと知りたい』というきっかけになったのであれば、ぜひ、みなさんの中で『知る』ということを増やしていただき、きれいごとになってしまうかもしれないけど、みなさんのお力でぜひ一番そばにいる人の声を聴いてあげられる世の中になればと思います」と呼びかける。

杉咲は「日々を営むほとんどの人が、なにかしらの孤独と戦っていると思います。私は生きていたら寂しいことばかりだと思っていて、人のことを思ってもみない形で傷つけてしまうことも、傷つけられてしまうことも怖いし、他者との関わりって煩わしいものでもあると思います。でも、その寂しさを紛らわせてくれるのも、人の存在だと思っています。他人の痛みをわかることはできなくても、それでも隣にいて、想像力をもって、これからも関わろうとしていきたいと、この映画を見て感じました。もしそんなふうに思ってくださる方がいたら嬉しいです。よかったら、みなさんの言葉で、この映画の話を誰かにしていていただけたら嬉しいです」と語り、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。

【3月2日大阪舞台挨拶レポート】

3月2日(土)、大阪のTOHOシネマズなんばで杉咲花が、上映後に舞台挨拶を行った。
満席の観客から大きな拍手で迎えられた杉咲は「大切な時間をこの映画に割いていただいてありがとうございます」と感無量の面持ちで挨拶し、舞台挨拶は始まった。

大阪が舞台だったNHK連続テレビ小説「おちょやん」で約1年大阪に住んでいた杉咲は、MCから「おかえりなさい」と声をかけられると「大好きな街なので嬉しいです。私も『ただいま』と言いたくなる。大阪に来ると特別な感情が沸いてきます」と語り、
「朝ドラの撮影中はコロナ禍だったのであまり外出できなかった」と振り返り、今一番行きたいところは「鶴橋」だと言うと、場内からは笑い声も。
「キムチを買いに行きたい」と理由を明かし、さらに「さっき、いか焼きとたこ焼きも食べました。いつ食べても美味しいですよね」と笑顔を見せた。
昨日公開初日を迎えた本作。今の率直な思いを聞かれると「1人なので緊張しますね」とはにかみ、「映画どうだったかな?と聞いてみたい」と言うと場内からは大きな拍手が。

本作の中でも特に印象的な貴瑚が大分で暮らすテラスのある一軒家は「監督と脚本家の方がシナリオハンティングの時に偶然見つけた場所」だったそう。
「しかも、7年ほど前に迷いクジラが見えたそうで、ご縁を感じています」と語る。
「景色が本当に美しくて、天気にも恵まれて」と振り返り、東京での撮影後に大分で撮影したこともあり、
「心が開けていく感覚があった。大分の土地の力もあったと思います」と思い返していた。

また、成島出監督と初めて会った時に「飛び込んできてください」と言われ、
「作品の主役は主人公や監督ではなく、作品そのものだから、キャリアや役割といった垣根を超えたところでものづくりをしていきましょう」という言葉をかけてもらったと語る。
撮影でも常に価値観のすり合わせが行われていて、こんなにも真摯に取り組める環境を用意してくださったことに感謝しています」と話した。

続けて、貴瑚にとって特別な存在であるアンさんを演じた志尊淳については、「全てのシーンが強烈に私の中に残っている」と思いを語り、
「貴瑚が母親に別れを告げに行くシーン撮影では、本番直前に必ず志尊くんが私の顔をじっと見つめてくれる。向けられる眼差しだけで心に届いてくるものがあった」と振り返り、
「カメラに映らない時間こそ、すごく大切に愛情深く常に傍にいてくださった」と感謝の気持ちを述べた。

さらに、「志尊くんから言われた言葉」として、「僕はアンさんのことをすごく尊敬しているけれど、自分はアンさんみたいな選択はできないんじゃないかと思う。
だからこそ、現場で過ごす以外の時間もアンさんのように寄り添っていたいと思った」とおっしゃっていて。本当に素晴らしい共演者の方に恵まれたと思っています」と
深い感謝の思いを語った。

そして、上映後の舞台挨拶だから話せる裏話として「エンドロールに、夕陽を見つめる2人の背中が映っていると思うんですが、当初は撮る予定ではなかったんです」と語り、
「別のシーンを3回に分けて撮影している時に、ものすごく美しい夕陽が差し込んできて、何が起きているかわからないまま撮影しました」と明かした。

また、裏話として「あの堤防にはフナ虫が大量発生していて」と明かすと場内からは驚きの声が。
「綺麗な夕陽を見つめて3分間ぐらい立ち続けていないといけなかったんですが、人間がじっとしているとフナ虫が迫ってくるので、私たちは怯えながら立っていました」と笑顔に。
最後に、杉咲さんが「人の痛みを全てわかることはとても難しいことだと思いますが、わからないことは決して無力ではないと思っています。
わからないからこそ、相手のことを知ろうと思えたり、優しくしたい、隣にいたいと思える。どうか諦めないで人と関わっていこうというメッセージを感じられる
この作品を大切に思っています」と力強く語った。
続けて「私たちは1人でも多くの方がこの作品に居場所を感じてもらえるよう願いをこめて作りました。とても繊細な領域に踏み込んで描いた映画なので、色々な意見があると思いますし、それを受け止めながら、この先も物語に関わっていきたいと思っています。また、出来上がった作品をここに届けにこられるように頑張りますので、良ければまた会いに来てください」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。

【3月1日初日舞台挨拶レポート】

この日を待ちわびた約500名を超える観客の温かい拍手に迎えられた杉咲は、初日を迎えた心境を「感慨深いです。本当に、今日まで長い道のりでした。1年半くらい前に成島監督と初めてお会いして、そこからゆっくりと時間をかけて、たくさんの方たちが集まり始めて、議論を重ねながら作っていきました。骨の折れる日々でしたが、それだけみんなが真剣な現場で、そんな現場に関われることが、本当に幸せなことだなと思いながら、作品を紡いできました。この日を迎えられて、少しだけホッとしております」としみじみと語る。

志尊は「大袈裟な言葉になってしまいますが、命を懸けて向き合わないとできない作品でした」と述懐。撮影の日々だけでなく、宣伝活動でも「(作品の内容を)どう説明していいのか…?というのはありました」と苦悩をにじませつつ「杉咲花をはじめ、みんなでぶつかって、時には苦しい思いもして作った作品なので、こうしてたくさんの人に観ていただけることが何よりの救いだなと思います」と言葉に力を込める。

クランクイン前には、準備のためのリハーサルの時間が長く取られたが、宮沢は「クランクイン前にみなさんとシーンへの向き合い方、感情の作り方を準備できたからこそ、撮影当日にすっとシーンに入り込めた気がします」と語る。
志尊は、このリハーサルで印象深かったことについて「居酒屋に行くシーンで、店に入るところからやってみようとなって、店に入って座ったら成島監督が『ちょっと待って。何でここに座ったの?』という話から『じゃあ、どこに座るんだろう?』、『貴瑚はこういう状態で、安吾はこういう状態で、美晴はこういう状態で…じゃあ、どこに座る?』と。あぁ、そうだよな。ものづくりってそういうところから作っていくべきだよな、と身が引き締まる思いで、緊張感をもってリハーサルをやれたのは貴重な経験だったと思います」と充実した表情で語った。

小野も成島組ならではの経験として「成島監督から、役一人一人の人生表があったんです、血液型は何型で、どこで生まれて、何歳でどういうことがあって、それが役のコアな部分になって…というのをひとりひとりに配ってくださるんです。それを元に貴瑚と美晴が出会うシーンや、何年も前の学生時代をふり返りながら、積み重ねていくのは成島組ならではのことで、新鮮でしたし、『大事だよなぁ、こういうの…』と噛みしめながら過ごしていました」と明かした。

小野は、以前から原作小説の大ファンであり、杉咲とも以前から親友ということで今回、杉咲が主演を務める本作で、貴瑚の親友の美晴役のオファーが来たことについて「本当にびっくりしました。たくさんの人に読んでほしいと思った原作でしたし、それが10年以上も前から知っている杉咲花が主演で、こんなに素晴らしいキャストのみなさまがいて、まさか自分がその一員になれると思っていなくて…。幸福だなと思うと同時に、この原作の素晴らしさを保ちつつ、映像化するにあたって新たな魅力が加わる、その一部になれるように頑張らなきゃと身が引き締まる思いでした」と喜びと覚悟を口にする。

杉咲も「本当にご縁を感じました。(小野とは)友だちとして過ごしてきた時間のほうがはるかに長かったですし、いつか花梨(小野)と深く交わるような役で共演したいという目標があったんですけど、花梨におすすめの本としてこの『52ヘルツのクジラたち』を紹介してもらって、購入したくらいのタイミングでオファーをいただいて、花梨の元に美晴役のオファーがあって、こんなめぐりあわせってあるんだなと」と笑顔で語る。

桑名は、本作が映画初出演となったが「現場でみなさんがすごく優しくしてくれて、現場に行くのが毎回楽しかったです。しゃべることができない役だったので、表情やしぐさで気持ちを伝えるのが難しかったです」と撮影の日々をふり返った。

杉咲と桑名は、2人の距離を縮めるために、ある取り決めをしたとのこと。杉咲は「大分に行った日に『ルールをつくろう』って話を2人でして、桃李は『思ったことをなんでも言いたい』と言ってくれました。『良かったら敬語をやめて“花”って呼んでいいよ』と言ったんですが『それはちょっとできないです』って言われて(笑)。でも、撮影の日々を紡いでいく中で桃李が『花って呼んでいい?』と聞いてくれた日があって、気づいたら敬語も外れていて、一緒に過ごしてきた時間が心を解放してくれたかと思うと本当に嬉しかったです」と嬉しそうに明かしてくれた。

成島監督は、貴瑚の住む家のロケーションについて「これもすごい偶然で、映画の神様の導きなんですが、シナリオハンティングで大分に行った時、大分のスタッフが原作と脚本を読んで『貴瑚の家はこんな感じじゃないですか?』というのが、ドンピシャでした。『どうぞ』と家に上がって『あの向こうに7年くらい前に迷いクジラが来たんです』というのを聞いて、予算削減で、近場の伊豆とか千葉で撮るとかということがよくあるんですけど(笑)、『これはもう逃げられない』と思って『大分に行かせてください』とお願いしました」と大分ロケが実現するに至った経緯を明かした。

杉咲は、成島監督の現場について、ウォーミングアップの一環で監督から「目をつぶって後ろに倒れてください」、「まっすぐ前に歩いてください。その先には絶対に人がいて、支えてくれるから」と言われたことを明かし「私はすくんで真っ直ぐ歩けなかったんですけど、そんなことを思い出して、成島組の時間は、成島監督が用意した大きな暗闇に向かっていく時間で、その先には絶対に誰かが待っていてくれて、共に歩んでいくことができるんだと感じた日々でした」と成島監督への敬意を口にする。

宮沢は、年齢の近い共演陣について「本当にこの作品への思い、熱量はすごいもの感じました。本読みやリハーサルの段階から『この作品をより良くするためにどうすればいいんだろう?』と試行錯誤していて、僕もみなさんを見ていて自然と『高みを目指さないと』とモチベーションを上げていった瞬間がたくさんありました」と感謝の思いを語る。

志尊は「安吾という役は、常に誰かに寄り添い、見守る役だったので、花ちゃんと花梨ちゃんがいろんなことに悩んだり、葛藤してる時は、いつでも手を差し伸べられる人でありたいと思っていました。2人を見つめることしかできなかったですけど…」と現場でのスタンスをふり返りつつ、初共演となった小野について「すごく礼儀正しくて、女優として素晴らしいのは知ってたけど、メチャクチャ僕のことをいじってきました(笑)」と突然の暴露!小野は「こんなに“志尊淳”って看板がある前で言う…?」と苦笑を浮かべつつ、現場で志尊に対しては「志尊さん」と呼びつつ、裏で「そんじゅん」と呼んでいたことを告白。そして「ある日、間違えて『そんさん』って呼んじゃって(笑)、『誰?』ってなって、『裏で“そんじゅん”って呼んでるんです』と言ったら『いいよ』と言ってくださって…。温かい方です」と語り、詰めかけた報道陣に「バレちゃいましたね…。書かないでください」とお願いし、会場は笑いに包まれていた。

そして、舞台挨拶の終盤には、3月5日に誕生日を迎える志尊をサプライズで祝福!クジラの乗ったケーキが運び込まれ、杉咲から花束が手渡された。志尊は特製のケーキを嬉しそうに見て「手作業で作っていただいたので、最後まで一人で食べたいと思います。どんな味がするか楽しみです」とニッコリ。そして「20代最後の年になるんですが、そのスタートがこの作品で、一緒に迎えることができるのが嬉しいですし、これから迎える30代を絶対に後押ししてくれる作品になると思っているので、ここでみなさんに祝っていただけて、嬉しいです。ありがとうございます」と抱負と感謝を口にした。

最後に登壇陣を代表してマイクを握った杉咲は「私たちは、この映画を撮り終えて、完成したことに対して、清々しくやり切ったと手放しで思ってはいません。きっと議論が起こると想像していますし、そのみなさまの声を真摯に受け止めていきたいという気持ちを持っています。ただ、私はこの作品が、時代の中で乗り越えられていく作品になってほしいと思っていて、将来、この作品を見返した時、『まだ、こういう悲劇が描かれていた時代があったのか』と人々に思われてほしいし、そのためにこの作品は作られたのではないかと信じています。人の痛みを全てわかることは、たぶんできなくて、でも、『わからない』ってことは、無力ではないと思っています。わからないから、その人のことを『知りたい』と思えるし、『優しくしよう』と思えるんじゃないかと思います。共感できなくても、隣にいられるし、大切なものを分け合えたりできるし、だからこそ『どうか、あきらめないで人と関わろうとしてほしい』というこの作品のメッセージを大切に、受け止めたいと思っています。責任をもって今日はみなさまに届けに来ました。劇場を出た後、みなさんにとってほんの一瞬でも光を感じられるような作品になっていたら嬉しいです。今日は見に来てくださってありがとうございました」と真摯に語り掛け、会場は割れんばかりの温かい拍手に包まれた。

3月10日(日)に名古屋で成島出監督と制作プロデューサー横山和宏さんのトークショー付き舞台挨拶決定!

是非、この機会にご来場ください。詳細は以下よりご確認ください。

★3月10日(日)
会場:ミッドランドスクエアシネマ
時間:13:30の回(上映後)
登壇者:成島出監督、プロデューサー・横山和宏さん
※各会場の登壇者は、予告なく変更になることがございます。予めご了承ください。
劇場HP: http://www.midland-sq-cinema.jp/top

■チケット購入方法
3月2日(土)0:00よりオンラインチケット発売開始
3月2日(土)オープン時より劇場窓口にて発売開始

■料金:通常料金
※詳しい料金・購入方法は劇場へお問い合わせください。
※ムビチケカード使用可
※サービスデー・各種割引適用可
※招待券・無料鑑賞適用不可

〈注意事項〉
●ご来館前の検温など体調管理および発熱、咳などの症状がある場合は、体調を最優先いただき、ご来場をお控えください。
●手洗いや備え付けの消毒液のご使用、咳エチケットにご協力ください。
●舞台挨拶の開催中止や、登壇者などの内容が予告なく変更になる場合がございます。その場合も、交通費や宿泊費などの補償はいたしません。また、映画上映が行われる場合はチケットの変更や払い戻しもできませんので、予めご了承ください。
●いかなる場合においても舞台挨拶中の途中入場は固くお断りいたします。
●転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
●全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
●場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
●会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。
●車椅子をご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

以上、ご来場いただくお客様におかれましては、何卒ご理解とご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

3/7(木)キャスト&監督による大ヒット御礼舞台挨拶決定!

おかげさまで大ヒット上映中となる本作より、
応援してくださったお客様へ感謝の想いをお伝えするべく、
キャストと監督による舞台挨拶付き上映を実施致します!
この機会にぜひご来場ください。詳細は以下となります。

★3月7日(木)
会場:ユナイテッド・シネマ豊洲
時間:①15:30の回(上映後)/②19:10の回(上映前)
登壇者:杉咲花、志尊淳、成島出監督
※登壇者は予告なく変更になることがございます。予めご了承ください。

■料金:2,000円均一
プレミアペアシート6,500円(2名様単位での販売です。)
※プレミアペアシートにつきましては、②19:10の回のみ販売します。

≪発売に関する注意事項≫
特別興行につき、サービスデー・割引券を含む一切の割引料金の適用はございません。
また、ムビチケ・会員無料鑑賞・招待券・ユナイテッド・シネマ発行の特別鑑賞券などもご利用いただけませんので予めご了承ください。

《チケット販売》
3/5(火)00:00から(=3/4(月)24:00から)インターネットチケット販売U-ONLINEで販売いたします。
※残席がある場合のみ、3/5(火)劇場オープン時~チケット売場で販売いたします。

《インターネット販売U-ONLINE》
チケット購入はこちら

※3/5(火)00:00(=3/4(月)24:00)頃より購入ページが表示されます。
※インターネットチケット販売U-ONLINEは、パソコン、スマートフォンからご利用いただけます。
なお、お支払いは、クレジットカード、楽天ペイ、auかんたん決済がご利用いただけます。
(現金ではご購入いただけません。)
※インターネットチケット販売U-ONLINEの販売開始直後はホームページへのアクセスが集中する事が予想されます。
※先着販売のため、規定枚数に達し次第販売を終了させていただきます。
※お電話でのご予約は承っておりません。

〈注意事項〉
●ご来館前の検温など体調管理および発熱、咳などの症状がある場合は、体調を最優先いただき、ご来場をお控えください。
●手洗いや備え付けの消毒液のご使用、咳エチケットにご協力ください。
●舞台挨拶の開催中止や、登壇者などの内容が予告なく変更になる場合がございます。その場合も、交通費や宿泊費などの補償はいたしません。また、映画上映が行われる場合はチケットの変更や払い戻しもできませんので、予めご了承ください。
●いかなる場合においても舞台挨拶中の途中入場は固くお断りいたします。
●転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
●全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
●場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
●会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。
●車椅子をご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

以上、ご来場いただくお客様におかれましては、何卒ご理解とご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

3月9日(土)に山形で成島出監督と音楽を担当した小林洋平さんのトークショー付き舞台挨拶決定!

是非、この機会にご来場ください。詳細は以下よりご確認ください。

★3月9日(土)
会場:MOVIE ONやまがた
時間:①16:00の回(上映後)/②19:20の回(上映前)
登壇者:成島出監督、音楽・小林洋平さん
※各会場の登壇者は、予告なく変更になることがございます。予めご了承ください。
劇場HP:https://movieon.jp/

■チケット購入方法
3月1日(金)22:00よりオンラインチケット発売開始
3月2日(土)オープン時より劇場窓口にて発売開始

■料金:通常料金
※詳しい料金・購入方法は劇場へお問い合わせください。
※ムビチケカード使用可
※サービスデー・各種割引適用可
※招待券・無料鑑賞適用不可

〈注意事項〉
●ご来館前の検温など体調管理および発熱、咳などの症状がある場合は、体調を最優先いただき、ご来場をお控えください。
●手洗いや備え付けの消毒液のご使用、咳エチケットにご協力ください。
●舞台挨拶の開催中止や、登壇者などの内容が予告なく変更になる場合がございます。その場合も、交通費や宿泊費などの補償はいたしません。また、映画上映が行われる場合はチケットの変更や払い戻しもできませんので、予めご了承ください。
●いかなる場合においても舞台挨拶中の途中入場は固くお断りいたします。
●転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
●全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
●場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
●会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。
●車椅子をご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

以上、ご来場いただくお客様におかれましては、何卒ご理解とご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

『52ヘルツのクジラたち』公開記念舞台挨拶

公開を記念して、3月1日(金)、2日(土)に舞台挨拶付きの上映回が決定しました。
ぜひこの機会にご来場ください。

★3月1日(金)
会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ
時間:15:20の回(上映後)/19:00の回(上映前)
登壇者:杉咲花、志尊淳、小野花梨、桑名桃李、成島出監督

★3月2日(土)
会場:TOHOシネマズなんば
時間:13:30の回(上映後)
登壇者:杉咲花

※各会場の登壇者は、予告なく変更になることがございます。予めご了承ください。

<チケット購入方法>
チケットぴあにて抽選販売いたします。
【お申し込みURL】https://w.pia.jp/t/52hz-movie/(PC・スマートフォン共通)

〇プレリザーブ
【申込受付期間】 2月21日(水)11:00 ~ 2月25日(日)23:59
【抽選結果発表】 2月26日(月)18:00頃

〇一般販売
【販売期間】2月27日(火)10:00~

■料金:2,200円均一(※別途各種手数料あり)
※各劇場に設定されたアップチャージシートには追加料金がかかります。
・プレミアボックスシート3200円(TOHOシネマズなんば)

≪発売に関する注意事項≫
※ チケットの申込はお1人様4枚とさせていただきます。
※ ムビチケ、招待券、株主優待券からのお引換はできません。
※ お席はお選びいただけません。席番はチケット券面にてご確認下さい。
※ チケット当選後の変更・払い戻しはいたしかねます。予めご了承ください。

◇当選チケットのお引取り:ファミリーマート、セブンイレブン店頭引取り
チケット購入に関するお問合わせは http://t.pia.jp/までお願い致します。

〈注意事項〉
●転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
●舞台挨拶の開催中止や、登壇者などの内容が予告なく変更になる場合がございます。その場合も、交通費や宿泊費などの補償はいたしません。また、映画上映が行われる場合はチケットの変更や払い戻しもできませんので、予めご了承ください。
●特別興行の為、ムビチケカード他、前売鑑賞券・各種招待券は、ご使用いただけません。
●全席指定席となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
●車椅子をご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
●場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
●会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。
●各劇場の注意事項も併せてご確認ください。

<完成披露試写会レポート>

2月13日(火)約500名を超える観客が見守る中、会場には作品を象徴する巨大なクジラの造形が出現し、
MCの呼びかけと共に、杉咲花、志尊淳、小野花梨、桑名桃李、さらには主題歌を手掛けたSaucy Dogからヴォーカル・ギターの石原慎也がクジラの上から登壇!
さらに、原作者の町田そのこ、成島出監督も登壇して舞台挨拶が始まった。

杉咲は、この作品への出演を「かけがえのない出会いになりました」と語り「この物語で描かれていることをひとつひとつ知っていくにつれて、もしかして自分がいままで見えていなかったかもしれない存在の周波数、自分が聴こえる周波数が少しだけ広がったんじゃないかと思っていたりもして、すごく大切な出会いになったと思います」と本作への並々ならぬ思いを口にした。

志尊は「知らないことが多すぎたので、とにかく知ることを大切に演じさせていただきました」と語り、事前にリハーサルの時間をたっぷりとった上で、撮影に入ったこともあり志尊は「(撮影に)入るときは、みんな団結していたし、役を理解する時間も多く取れました」とふり返った。杉咲も「ウォーミングアップの時間を含め、役を知っていく時間でもあったし、お互いを信頼できる贅沢な時間をつくっていただきました」とうなずく。

小野は杉咲とは以前から仲が良く「花の家に1か月くらいお泊りしてたりした(笑)」と明かすほどだが今回、共演するにあたっては「公私混同しないように、過剰に距離をとったりしていました」と明かす。劇中でも親友同士の役柄で「役作りが要らない、お互いを探る時間が必要なくて、それは贅沢な大事な時間になりました」と充実した表情を見せる。

一方、杉咲はプライベートでもよく知る小野との共演について「友達が仕事場にいるって感覚に慣れなくて、こっ恥ずかしさもありました」と照れくさそうに明かしつつ「お芝居が始まった時、(役柄の)美晴として存在してくれる花梨を目の当たりにして、背筋が伸びる思いでした」とも。小野も“女優”杉咲花について「佇まいも、スタッフ一人ずつへの気遣いも、普段は見れない一面を見せていただいて、非常に勉強になりました」と語ったが、杉咲さんは「ちょっとイジられてるような…(苦笑)」と返し、2人の微笑ましいやりとりに会場は笑いに包まれた。

桑名は本作が映画初出演で、舞台挨拶に登壇するのもこれが初めて。緊張した面持ちを見せていたが、現場の様子を尋ねられると、「(杉咲さんが演じた)貴瑚さんの家のテラスから見えた景色がすごくキレイでした。あと、飛行機が初めてだったからすごくワクワクしました」と笑顔で語り、さらには「みんなの演技に圧倒されちゃって、演技してるのを間近で見て、腰をぬかしちゃいそうになりました」と語った。

本作の主題歌「この長い旅の中で」を書き下ろしたSaucy Dogのヴォーカル・ギターの石原は、本作の物語に触れ「僕自身、他人のこと心から信頼するのが難しい性格なんですが、原作を読ませていただいて、(孤独を抱える)52ヘルツのクジラたちってたくさんいるんじゃないかと思ったら、気が楽になりました。自分も人のことを信じてみたいとか、自分のことを騙す人がいても、その人のことを大切に思っていたいと思える人はいるなと思ったので、そういう気持ちで書かせていただきました」と曲に込めた思いを明かした。
杉咲は主題歌「この長い旅の中で」について、「人との関わり合いに前向きな気持ちになれる曲だなと感じました。エンドロールが流れる時間って、生活に戻っていく心構えをする時間でもあると思っていて、劇場を出た時にそっと背中を押してくれる温かい音楽が最後に流れるのを嬉しく思いました」と称賛と感謝の言葉を口にする。

原作者の町田は、完成した映画について「自分の原作にはない新しい感動がグッと迫ってきました。たくさんの人が関わること、その全ての方たちが、原作者の私以上に情熱と愛情を抱いてくださって、だからこそ、私がなしえなかった、もう一歩先までみなさんが作ってくださったと思っています。ありがたいと思うと同時に、人の心と情熱ってすごいものがあるなと感動しました」と最大限の賛辞を送り、成島監督との脚本段階でのやりとりについても「ご褒美が届くような気持ちで、脚本を待っていて、普通に楽しみでした。どんなふうに生まれ変わるのかと完成するまでずっと楽しみでした」と楽しそうにふり返る。

志尊は、初めてとなった成島監督作品への出演についても言及。「10代の頃から見させていただいていて、役者だったら『出たいな』という気持ちが強かったんですけど、途中からもう交わることがないだろうと感じていた中で、このお話をいただきました。それでも簡単に『やりたいです』と言えるような作品、役柄ではなく、自分にそこまで背負える覚悟を持てなかった段階で成島さんとお話した時、作品にかける思いをお聞きして『これは一緒にやっていきたい』と思えたので、今回、一緒にできたのは幸せな経験でした」と万感の思いを語る。

成島監督は「本当にみなさん(オファーを)受けるかどうかというところから悩みが始まって、脚本も読んでいただいて、意見をもらうことを繰り返し、いろんな障害をひとつひとつ乗り越えていって、みんなで一丸となって脚本づくりの段階から始まった感じでした」と述懐。若い俳優陣との現場についても「正直、はじめは不安も大きかったんですが、リハーサルをやっていくうちに、みなさんの本気度と作品に対する誠実さ、難しい役に対するアプローチに感服しました」と賛辞を送る。

また、志尊は杉咲との共演についても「今回、僕がこの作品の出演を決めたひとつのフックは、主役が花ちゃんだったこと」と明かし、現場での様子ついて「俳優が作品に向き合う姿勢ってこうだよな…というのをまざまざと感じました。いまにも倒れそうな熱量で役と向き合っていて、撮影が終わったら終わりじゃなく、宣伝活動ひとつひとつに対しても、誰よりも前に立って突き進んでいく姿を見て、尊敬しかなかったし、お芝居をしていても『杉咲花、素晴らしいな』と思いました」とリスペクトを口にする。
杉咲は「恐縮です」と照れつつ「最初は探り探りでしたけど、この作品に対してどう思っているか? 意思を共有しながら、安吾としての眼差しをカメラが回っていないところでも向け続けてくださって、絶対的な味方としていてくださったんです。サポートに徹してくださって、こんなに素敵な共演者さんと出会えたことが幸せですし、何より身を捧げて安吾という役を演じ切られた姿に尊敬しかないです」とこちらも敬意と称賛の言葉で返し、会場は感動に包まれた。さらに、映画にちなみ「自分を元気にしてくれるもの」をそれぞれが発表。

舞台挨拶の最後には、杉咲が登壇陣を代表してマイクを握り「とても緊張しています。こんなに緊張することはあまりないんですが…」とこれから作品を観る観客を前にややこわばった表情を見せつつ「私たちは、この物語を本当に大切に思っていて、どんなふうに届けられるかを議論し続けてきました。本当にいろんなことが描かれるんですけど、最後には光を見出そうとする姿を描き切れるだろうかというところにみんなで、いまできる限りの力を注いできました。きっと色々な感想があると思いますが、そこでの気づきを人生やこの先関わっていくモノづくりにフィードバックしていけたらいいなと思っています。観てくださる方々が、この物語をもしも必要と思っていただけたら、『こんな映画があったよ』と誰かに伝えていただけたら嬉しいです。隣にいる人のことを想像できる作品になっていたらいいなと思います」と思いの丈を語り、会場からは温かい拍手が沸き起こった。

<バリアフリー上映のご案内>

音声ガイド付き上映
2024年3月1日(金)から対応予定
字幕ガイド付き上映
2024年3月1日(金)から対応予定

・本作品は『HELLO! MOVIE』方式に対応した視覚障害者用音声ガイド、聴覚障害者用日本語字幕が付いています。すべての上映劇場でどちらの方式でも使用可能です。
・視覚障害者用音声ガイドはスマートフォン等の携帯端、聴覚障害者用日本語字幕は字幕表示用のメガネ機器が必要です。

・『HELLO! MOVIE』の詳しいは説明はこちらをご確認ください。

・『HELLO! MOVIE』対応のメガネを貸し出を一部劇場で実施しています。対応劇場はこちらよりご確認ください。
・スクリーンに字幕を表示する日本語字幕付き上映も実施予定です。実施劇場が確定次第追ってTHEATERページにて告知致します。

ラフィネの施術で癒やしと希望を与えるキャンペーン

「ちょっと贅沢な癒やしの時間を」をコンセプトに、お客様の心に寄り添うようなおもてなし「ハートフルリラクゼーション」を提供するリラクゼーションスペース ラフィネとタイアップ企画を実施中です。

<ラフィネの施術で癒やしと希望を与えるキャンペーン>

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【実施期間:2024年2月8日~3月1日】

詳しくはこちら

公式サイトをリニューアルしました!

本ポスター・本予告に加え、Saucy Dogが主題歌を手掛けることが解禁!
さらに、金子大地、西野七瀬、真飛聖、池谷のぶえの出演情報も解禁!!

この度、ポスタービジュアル、本予告が解禁となりました!
本ポスターは、東京から海辺の街に移り住んだ杉咲花演じる貴瑚の自宅の広い 海を望む象徴的なテラスで、貴瑚を中心に志尊淳演じる安吾と桑名桃李演じる 少年が3人で静かにたたずみ群れている、海中を思わせるような幻想的な青が 印象的な美しいビジュアルとなっています。
また、金子大地、西野七瀬、真飛聖、池谷のぶえの出演情報も解禁となりました。
さらに、若い世代を中心に圧倒的人気を博すSaucy Dogが主題歌を手掛けたことも発表!!主題歌タイトルは「この長い旅の中で」。
本作のために書き下ろされたものとなっており、本予告のクライマックスにも使用されています。石原慎也(Vo/Gt)からは、以下コメントも到着しました。

主題歌担当:Saucy Dog 石原慎也(Vo/Gt)コメント
僕自身、心から信頼する事がどうも苦手で
「どうせ裏切られるかもしれない」
「本来の自分を見てくれる人はいるのか?」
と思いながらややこしく生きているんですが、そんな自分を1人の人間として見てくれる人が実は沢山いて、ちゃんと怒ってくれたり、心配してくれたり。
そんな人を「信頼したい」という思いから作りました。
最後のサビの「例えば君がペテン師でも君を信じて後悔したい」というのはそこから来ている僕の感情そのものです。


石原慎也(Vo/Gt)、秋澤和貴(Ba.)、せとゆいか(Dr./Cho.)

3ピースギターロックバンド。
Vo.石原の「言葉・メロディ・声」が最大の魅力。
若者を中心に幅広い層に支持されており、「いつか」「結」「シンデレラボーイ」など楽曲ストリーミング総再生数は、10億回を超えている。2022年12月には、NHK紅白歌合戦に初出場。
2023年7月には、7th Mini Album「バットリアリー」をリリース。同年11月より、全国9ヶ所15公演のバンド史上最大規模のアリーナツアーの開催中。

第三弾出演キャスト情報解禁!
宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李、余貴美子、倍賞美津子 豪華俳優陣出演!!

杉咲花と志尊淳に続き、
貴瑚の職場の上司で初めての恋人となる新名主税(にいな・ちから)役で宮沢氷魚、
貴瑚の高校時代からの親友・牧岡美晴(まきおか・みはる)役で小野花梨、
東京からやってきた貴瑚と出会う、母親に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年役で、映画初出演となる桑名桃李(くわな・とうり)、
岡田安吾の母・岡田典子(おかだ・のりこ)役で余貴美子、
少年を助けようとする貴瑚たちを見守る、貴瑚の祖母を知る村中サチエ(むらなか・さちえ)役で倍賞美津子が出演することが発表されました。
東京を皮切りに、大分、北九州での撮影を経て無事にクランクアップした本作。
宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李からはクランクアップコメントも到着しました!

新名主税役
宮沢氷魚

脚本を読んで、自分が当たり前だと思っていた価値観が揺らぐような感覚になりました。この作品は、悩みとか過去の苦しみを乗り越えていく人物を見事に表現している作品だと思うので、この映画を観てくださる方々が、自分自身と向き合うきっかけになるといいなと思っています。

牧岡美晴役
小野花梨

憧れの、本当に長年憧れていた成島組に参加させていただきましたが、自分の未熟さもあって、喜びを噛み締めるというよりも、嵐の中にいるような日々でした。懸命に過ごした日々がスクリーンにどのように映っているのか、成島監督がどんな風に作ってくださったのか、映画を観るのがとても楽しみでもあり、ちょっぴり恐怖でもあり、今はそんな不思議な気持ちです。

母親に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年役
桑名桃李

あっという間に撮影が終わって、ちょっと寂しいのと、無事に終えられてよかったという気持ちです。ありがとうございました。

第二弾出演キャスト情報解禁!
岡田安吾役で志尊淳出演!

杉咲花演じる貴瑚の声なきSOSを聴き、
救い出そうと動き出すトランスジェンダー男性(※)の塾講師、岡田安吾役を
志尊淳が演じることが発表されました。
※トランスジェンダー男性:生まれた時に割り当てられた性別が女性で、性自認が男性の人。

岡田安吾役
志尊淳

お話をいただいて初めて原作を手に取りましたが、一読者として夢中になって一気に読みました。この本を映画化する社会的な意義を強く感じた一方、自分がアンさん(安吾)を演じることで、トランスジェンダーの方々を傷つけるようなことにならないかと最初は不安でしたが、監督の覚悟を聞いて成島組の船に乗りたいと思いました。
現場では、本作に俳優としても出演していて、脚本の段階からトランスジェンダーをめぐる表現を監修いただいている若林佑真さんと、二人三脚でアンさんを作り上げていきました。全シーン、全セリフ、すべてに一緒に向き合ってくれ、背中を押してくれたことで、安心して役に臨むことができましたし、僕も悔いがないようにこれ以上ないというところまで考え抜いて演じ切ることができたと思っています。
アンさんを演じる中で、杉咲さん演じる貴瑚の全てを受け止めたいと臨み、クランクアップに際して、そうした関係を築けたことを実感しました。僕の撮影最終日、貴瑚を大分に置いて帰れるか心配でしたが、たくましくなった貴瑚の姿を見て、全スタッフさんに「花ちゃんをよろしくお願いします」と伝えアップすることができました。

ティザービジュアル解禁 & 杉咲花クランクアップコメント到着!

本作のティザービジュアルを解禁致しました。

さらに、主演の杉咲花のクランクアップコメントも到着致しました。

COMMENT
2ヶ月間の暗闇を走り続け、最後のシーンを撮り終えた時、私たちはあまりにも美しい夕陽に遭遇しました。
演じ手である私がやり切ったと感じることに意味はあるのだろうかと自問しますが、やっぱりこの世界の何かに結びついてほしいという淡い期待を覚えます。
そして、その姿に気づかされた感覚をこの先も更新し続けることこそが、私たちの大きな課題なのだと思います。
陽が沈んでしまっても、その夜を越えようとするたったひとりの誰かへ、朝の光とともに届く作品となることを願って。

映画化決定情報解禁!

2021年本屋大賞を受賞した町田そのこ著「52ヘルツのクジラたち」を、
主演・杉咲花×監督・成島出のタッグで映画化することが決定いたしました。

主演
杉咲花

この物語は、皆が自分の隣や心の中にいる誰もに、拍手を贈れる日々への祈りだと思います。
その志に少しでも加わりたくて、貴瑚という役を演じることになりました。
信頼する成島組の皆さまと、力を尽くしていきたいです。

監督
成島出

「誰にも届かない声などない」町田そのこさんのこの熱い想いにどうしたら映画はこたえられるのか。
繊細で、力強く、残酷で、あたたかい本作に、大いなる覚悟で臨んでいます。
この難しい作品に、撮影前から並々ならぬ思い入れで準備をすすめてくれた杉咲さんたちと、共に挑めることを心強く思います。
52ヘルツで声なき声を上げる「だれか」に、この作品が届くことを信じて。熱い夏を乗り切りたいと思います。

原作者
町田そのこ

『52ヘルツのクジラたち』は、広大な世界に小さな魚を放流するような気持ちで送り出した作品でした。その魚がたくさんの方の手によって、まさに大きなクジラのような存在になり、大海を泳いでいる。それだけでも夢を見ている心地だったのに、まさか映画という未知の世界にまで泳いでいくなんて。
脚本をいただきましたが、自分の頭の中で描いていた世界、ひとびとが、くっきり浮き出てくる気配をひしひしと感じて、震えました。これから、成島出監督や杉咲花さんをはじめとした俳優の方々、素晴らしいスタッフの方々の手によってますますその輪郭を濃くし、色鮮やかになってゆくのだろうと思うと、楽しみでなりません。
そして、貴瑚や愛、安吾たちの声なき声がたくさんのスクリーンに響く日が来る。誰にも届かない声などない、そう信じて書いた作品がたくさんのひとの心に届く日が訪れる。そのことが嬉しくてなりません。
2024年、みなさまと一緒に彼らの声に耳を傾ける日を過ごせますように!
と書きながら、いまだに「ほんとうに映画化なの? 騙されてない?」と疑っていたりもするわたしです。

町田そのこ/中公文庫