監督:

バーナード・ローズ
Bernard Rose

1960年生まれ、イギリス出身。National Film and Television Schoolにて映画製作を本格的に学んだのち、ミュージック・ビデオの監督を経て、『マネー・ウォーズ』(86)で長編映画監督デビューを果たす。1992年、監督・脚本を務めたホラー映画『キャンディマン』がカルト的人気を誇り、その名を一躍知られるようになる。その他の主な作品に『不滅の恋/ベートーヴェン』(94)、『アンナ・カレーニナ』(97)、『パガニーニ愛と狂気のヴァイオリニスト』(13)などがある。

サイレント映画を撮るように、俳優のフィジカルな身体的表現力と映像の力を最大限に生かした作品作りをしたことで、映像で物語る、映画本来のアプローチによる力強い作品になりました。
今まで多くの俳優と仕事をしてきましたが、佐藤健さんのように、抜群の身体能力と繊細な表現力を兼ね備えた俳優は初めてでした。また、雪姫を演じた小松菜奈さんは、難しい役でしたが、上品かつ力強い印象的な女性を演じ切ってくれました。森山未來さん、染谷将太さん、青木崇高さん、竹中直人さん、豊川悦司さん、長谷川博己さんら、出演頂いた俳優は皆、素晴らしいポテンシャルをこの映画の中で発揮して頂き、才能溢れるスタッフに参加して頂けたことも、とても幸運でした。
私にとって心から誇れる映画となり、間もなく皆さまにご覧頂けることを感慨深く思っています。