子供時代のギータとバビータと、成長してからの姉妹を演じる4人は、長い時間をかけてオーディションで選ばれた。演技の前に重視されたのは、まずはアーミル・カーンの娘に見えること。次に、姉妹二人が似ていること。さらに、ティワーリー監督は、本作ならではのポイントを解説する。「彼女たちの健康状態もチェックしなければならなかった。激しいレスリングをするわけだからね。そして、たくましい身体にできるか、栄養士にも相談した。また、ウェイトトレーニングをしても安全かどうか、運動をする時に美しい動きをすることができるかについても、インストラクターに相談した。」
選ばれた4人は、レスリングの経験は全くなかった。まさに、その日からスタッフの手によって、レスリング選手の育成が始まったのだ。彼女たちへの指導は、「私たちの国のレスリングを促進し、応援することになる」とティワーリー監督に説得され、元レスリング選手で、現在鉄道会社のレスリングチームのコーチであるクリパ・シャンカルが担当した。その成果は著しく、レスリングシーンは、すべて彼女たちが演じている。