「彼らでなくてはいけなかった」
W主演のキャスティング
ウォノ役のチョ・ジヌンは、シナリオを読んですぐに本作の出演を決めたという。「ウォノを演じ切りたいという思いで、約10kgほど減量した。減量だけではなく基礎体力もつける為に、5ヶ月間アクションスクールで訓練を受けながら、体力もつけた」と役についての並々ならぬ思いを語る。イ・ヘヨン監督はそんなチョ・ジヌンをキャスティングした理由を「彼の強烈なエネルギーが、ウォノというキャラクターに共通するところがあると思った。ウォノは自分の標的を無謀に追いかける一方で、人道主義的な側面もある。だからこの役には彼しかいないと思った」と語り、全幅の信頼を寄せる。一方、ラク役のリュ・ジュンヨルは自身の役について「顔は無表情。でも内側には感情が渦巻いていて、それをどうやって表現するかを考え続けて、役作りをした」と述べる。イ・ヘヨン監督はそんなリュ・ジュンヨルについてこう称える。「韓国若手俳優の中で最も卓越した演技力を持っている。虚無感に冷ややかな雰囲気を秘めている彼の眼差しが、なんとしてもこの映画に必要だった」