ペドロ・アルモドバル―製作―

1949年、スペイン、ラ・マンチャ生まれ。1986年、製作会社エル・デセオを弟のアグスティンと設立し、『欲望の法則』(87)を手掛ける。1988年、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』がヴェネチア国際映画祭で脚本賞を受賞し、世界的な注目を浴びる。さらに、『オール・アバウト・マイ・マザー』(98)がアカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞、セザール賞の外国語映画賞を獲得し、巨匠と称えられる。そして『トーク・トゥ・ハー』(02)では、アカデミー賞®脚本賞、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞など世界中で多くの賞を受賞し、名声を確固たるものとする。
その後も、『バッド・エデュケーション』、カンヌ国際映画祭脚本賞に輝いた『ボルベール<帰郷>』(06)、『抱擁のかけら』(09)、『ジュリエッタ』(16)などを手掛ける。最新作は、本年度のカンヌでアントニオ・バンデラスが主演男優賞を受賞した『Dolor y gloria』(19)。