ジュリアン・シュナーベル

Julian Schnabel

ジュリアン・シュナーベル

│ 監督・共同脚本 │

1951年10月26日、アメリカ・ニューヨーク生まれ。65年テキサスに移り、73年ヒューストン大学で美術の学士号を取得する。その後、ニューヨークに戻り、78年に旅したバルセロナでアントニ・ガウディの建築物に心動かされ、初めて絵を描き、創作活動を開始する。79年にはニューヨークで初の個展を開き、その後も世界各国で展覧会を開く。彼の作品は、現在も各地の現代美術館でコレクションとして収蔵されている。映画監督デビュー作は、80年代にニューヨークで共に活動し、27歳の若さで亡くなった画家ジャン=ミシェル・バスキアを描いた『バスキア』(96)。その後キューバ出身の亡命作家レイナルド・アレナスを描いた『夜になるまえに』(00)でヴェネチア国際映画祭審査員特別賞と主演男優賞(ハビエル・バルデム)を受賞。監督3作目となる『潜水服は蝶の夢を見る』(07)では、カンヌ国際映画祭監督賞、ゴールデン・グローブ賞監督賞と外国語映画賞を受賞。その後も『ルー・リード/ベルリン』(07)や『ミラル』(10)を監督。音楽活動も行うなど、多方面で才能を発揮している。