ジャン=クロード・カリエール
│ 共同脚本 │
1931年9月19日、フランス・コロンビエール生まれ。57年に初小説『Lézard(原題)』を出版。その後、ジャック・タチ監督と出会い、彼の映画のノベライズを手がける。また、タチ監督の助監督ピエール・エテックスと共同で数本の映画脚本を書き、監督も務め、『幸福な結婚記念日』(62)でアカデミー賞短編映画賞を受賞。さらに、ルイス・ブニュエル監督と組み、『小間使の日記』(63)に始まり、『昼顔』(67)、『銀河』(68)、『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』(72)、『自由の幻想』(74)、『欲望のあいまいな対象』(77)など19年に渡って共同脚本を担当。他にも、『ブリキの太鼓』(79)、『マルタン・ゲールの帰還』(82)、『存在の耐えられない軽さ』(88)、『恋の掟』(89)、『シラノ・ド・ベルジュラック』(90)、『記憶の棘』(04)、『宮廷画家ゴヤは見た』(06)や、大島渚監督との共作で『マックス、モン・アムール』(86)の脚本を、さらに舞台やテレビの脚本も手がけるなど幅広く活躍。14年にはその功績からアカデミー賞名誉賞を受賞。