1947年5月14日、ドイツ生まれ。亡命ロシア貴族で外交官の父と、ノーベル賞作家フランソワ・モーリアックの娘であるフランス人の母の元に生まれ、伯父も作家クロード・モーリアックという文学一家に育つ。64年、ロベール・ブレッソン監督作『バルタザールどこへ行く』で女優デビュー。ジャン=リュック・ゴダールと出会い、『中国女』(67)に出演。67年7月にゴダールと結婚するも後に離婚。ゴダールの他、ピエル・パオロ・パゾリーニ、フィリップ・ガレルらの映画に出演。80年代後半から小説を発表し始める。「愛の讃歌―愛さえあれば」(日之出出版)や「少女」(白水社)に代表されるように自伝的な内容を語った小説が多い。12年に「彼女のひたむきな12カ月」(DU BOOKS)でサン=シモン賞とデュメニル賞を受賞。本作の原作となる「それからの彼女」(DU BOOKS)は、「彼女のひたむきな12カ月」の1年後を描いた自伝的小説となる。
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