撮影前に、俳優陣はベテラン軍隊アドバイザー、ハリー・ハンフリーズの指導を受けた。元米海軍特殊部隊Navy SEALsのハンフリーズは、『ブラックホーク・ダウン』など10本以上の作品に携わり、ブラッカイマーとは旧知の仲だ。
ブラッカイマーは、こう強調する。「特殊部隊にとって欠かせないのは、チームの仲間意識と信頼関係だ。キャストたちが軍事訓練を受けて築いた絆が、映画の根底に流れているはずだ。」
訓練について、ハンフリーズが説明する。「教室でのセッションでは、まず軍隊用語を教えた。そして、特殊部隊の構造、安全に武器を扱うための基本、特にここではM4について詳しく説明した。弾倉の交換、武器の操作、故障時の対処など繰り返し訓練したね。それから実地訓練に移った。」完成した作品を観たペニントンが、「全員がグリーンベレーの一員に見えた。僕らを完璧に描写してくれたね」と保証する。
さらに、乗馬の習得も必要だった。カウボーイのクレイ・M・リリーとそのチームが、馬の手配や世話を担当し、俳優陣に乗馬を教えた。馬に乗れるようになってからも、今度は馬の上で銃を構え、本物の兵士に見えるための特訓が続いた。