名も無き英雄たちの<五つ星の勇気>に、心が震える――。

映画を薦める時に「これ面白いよ!とか「観た方がいいよ!」とか、いろいろ薦め方ってあるとおもうんですが、『ホテル・ムンバイ』は「観なきゃ損するよ」だったり「無理矢理時間を作ってでも観るべき作品だよ」が、当たっているとおもいます。

坂上忍

俳優
映画の臨場感に呑み込まれる!まるで自分がそこにいるかのように!果たして自分はその場から逃げ出すのか、それとも今ある現実に立ち向かうのか…?!決して他人事ではない。己自身の本質が試される映画だった。覚悟してスクリーンを見据えなければならない!あなたにそれが出来るのか…!

竹中直人

俳優
テロには正義がないということが今さらながらに迫ってくる。憎むべきテロリストも実は家族を想う少年たちだ。

安藤優子

ニュースキャスター
“追体験”する様な生々しさに、垣間見えるテロリストの少年達の横顔があまりに哀しい。これが実際に起きた、そして今も繰り返されるテロの姿だと思うと、いっそう胸が打ち震えます。

小川彩佳

キャスター
とても123分の映画とは思えない。人質と同じような時間を過ごした感覚。 永遠に終わらない地獄。全てにおいて悲し過ぎる… 。

滝藤賢一

俳優
暴力に屈してはならない。しかし私が当事者になった時に、果たしてその信念を持ち続けられるだろうか。この映画は突きつける。それでも、震えながら闘うのだ。今こそ連帯を。

堀潤

ジャーナリスト/キャスター
普通に見える若者が、容赦なく人を殺す――。 異常であるはずの光景の奥底まで覗き込むとそこに悲劇と不条理の大きな塊が見えた。これは、たまたまムンバイで起きただけだ。 明日、日本のどこかで起きない保証はない。

真山仁

小説家
人間ってすごい。次々に襲ってくる無差別テロ。暴力に負けない愛と勇気。心を掴まれた。感動するよ、きっと!

鎌田實

医師/作家
「ユナイテッド93」「アルゴ」など実話を基にした優秀な映画の共通点は、ただの再現ドラマになっていないこと。本作も悲劇の中にも輝く人間愛が眩しく描かれて、監督の目線がしっかり入っている。容赦ない描き方に魂を揺さぶられる!

有村昆

映画コメンテーター
目を覆いたくなるような惨劇とテロに屈しない人々が起こした奇跡。“絶対に安全だ”と言える場所がなくなった今、この映画で起こる事件はもはや他人事ではない。

赤ペン瀧川

映画コメンテーター
ホテル業のサービス精神やホテルマンのプライドに感動。最悪の状況で最高の思いやりに勇気付けられる。事件を風化させない映画は貴重。

デーブ・スペクター

放送プロデューサー
テロを娯楽にしていいかという意見もありますが、ニュースでは実感が伝わらない事件の痛ましさはこの映画で十分わかります。最後までハラハラしながら見ました。

ピーター・バラカン

ブロードキャスタ-
時にホテルは舞台。主役のゲストと名脇役ホテルマンが演じる華やかな非日常。しかしここに舞台はない。連続するホテルマン極限の選択。ホテルに携わる全ての人々も必見だ。

瀧澤信秋

ホテル評論家
テロリストへの指示も、避難経路の伝達も、家族への愛も、スマホを介し等しくデータと化す。銃の彼我が容易く反転する危うい世界で、それでも私たちは1つずつ「希望」を積み重ねてゆく。

大澤聡

批評家/メディア研究者
凄惨すぎるぐらいにリアルで、終盤の展開は信じられない衝撃。なのに途方もなく感動的だった。ぶつかり合う正義の向う側に、もう一度人間というものを信じられる世界が見える。

佐々木俊尚

作家/ジャーナリスト
目が離せず、手に汗握って、息をのむ…。五感すべてが占領される傑作。現実のテロ事件をテーマに、人類の愛と憎しみをここまで表現しきった作品を私は知らない。

上杉隆

ジャーナリスト・僧侶・政治家
<敬称略/順不同>