潜水艦の元艦長が書き上げたリアルな物語

米海軍原子力潜水艦ヒューストンの元艦長ジョージ・ウォーレスと、ジャーナリストとしての受賞歴を誇り、ベストセラー小説家でもあるドン・キースが共同執筆した小説「ハンターキラー 潜航せよ」(原題:Firing Point/ハヤカワ文庫)が出版され、息をのむほどリアルなストーリーが、たちまち読者を夢中にさせた。すぐに映画化の話が持ち上がり、アーン・シュミットとジェイミー・モスが脚本を手掛け、700ページを超える小説を、海底と陸上を舞台とした、緊迫感あふれる物語にまとめあげた。
プロデューサーのトビー・ジャッフェは、「我々が目指したのは、大いに楽しめるサスペンス・アクションであり、最新の潜水艦の世界を観客がリアルに体験できる物語だ。だから最初から、現代という時代をできるだけ忠実に描いた映画を作ることに重点を置いた」と振り返る。