個性派キャストが陸上で対立
統合参謀本部議長であるチャールズ・ドネガン役は、ゲイリー・オールドマンに依頼された。オールドマンは、一切のミスも許されない一瞬の決断に直面しなければならないなかで、開戦を進めようとする男に興味をそそられて引き受けた。彼は、毎日セットに来ていた軍事専門家と密に仕事をすることを楽しんだと語る。「専門的な要素がとても多いこの種の映画にとって、軍事プロトコルの専門家の存在は絶対的に必要だ。我々全員にとってまさにその価値は計り知れぬほどだった」
作戦司令室で、より慎重な視点からドネガンに対抗するのは、海軍の作戦を監督するジョン・フィスク少将だ。アカデミー賞を受賞したソングライターでラッパーでもあるコモンが起用された。コモンは、「アクションとサスペンスに満ちた楽しいエンターテインメントの作品だけど、我々が現在直面している問題やテーマをも論じているところが気に入っている」と語る。