奇跡の再共演。
W主演のキャスティング

エディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズは、大成功を収めた『博士と彼女のセオリー』での共演のあと、再び共演できる作品を探していた。
プロデューサーのトッド・リーバーマンは「このふたりには他の役者には望めない太い結びつきがある。本作の課題は、劇中の70パーセントが狭い気球のバスケットの中が舞台になるということだ。となると、主演のふたりの相性が良いことが必須条件だった。」と語る。
エディ・レッドメインは、この企画の惹かれたポイントについて「本作の脚本は、今までに読んだどんな脚本とも全く違っていた。直感的に、心を動かすものだと思った。この脚本は驚嘆を呼び起こし、それがとても新鮮に感じた。僕たちは、下を向いて内面に目を向けさせられるような時代に生きている。一方本作は、上を向くことを夢見る物語だったからね」
フェリシティ・ジョーンズは「本作の中で気球は希望の象徴だと思っている。楽観主義と、どんなことも可能だという気分に満ちている作品です」と語る。
ふたりは脚本を読んですぐ、再び共演することに決めた。「エディと私は、まるでボクサーのようね」と、ジョーンズは語る。「私たちは、一緒にリングに戻れてとてもうれしかったの。私たちは、お互いを刺激して、常に様々なことを試し、お互いが満足する演技を見つけるまで続けるの。そんな慣れ親しんだ仕事相手とまた共演できて、素晴らしかったわ」
そしてレッドメインは「このふたりには、親密さと情熱がなければ意味がなかった。フェリシティは気の毒だったよ!まるで、何カ月も小さな気球の中で僕と暮らしているようだった(笑)」と語った。