伝説のカンフースター、ブルース・リーがその生涯で唯一“師匠”と呼んだ詠春拳の達人イップ・マン。彼の半生をドニー・イェン主演で描き、アジアでの驚異的なヒットのみならず世界中に熱いファンを生み出した“イップ・マン”シリーズ。激動の時代に誇りを貫ぬいた『イップ・マン 序章』(08)。イギリス統治下の香港で誇りを守るために闘った『イップ・マン 葉問』(10)。妻への愛と、未来に繋ぐべき心を描いた『イップ・マン 継承』(15)。約10年にわたるその感動のシリーズが、ついに完結。2019年12月20日、中国で公開されるや『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(19)を押さえて堂々の初登場1位を記録、アジアを中心に世界各地に興奮の嵐を巻き起こし、既に前作を超えてシリーズ最大の世界興収を叩き出している『イップ・マン 完結』が、いよいよ日本上陸!
本作の舞台は、『イップ・マン 継承』の物語から5年後の1964年、サンフランシスコ。描かれるのは、人生の終着点へと向かうイップ・マンの、武術家としての誇りと父親としての思い。病を宣告され、残される息子への切実な思いを抱きながらも、武術家としての心に従うイップ・マン。最後の闘いへと向かう彼の覚悟が、観る者の胸を熱くする。 主演は、香港が生んだ本格的アクションスターにして、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)や『ムーラン』(20)への出演などハリウッドでも活躍するドニー・イェン。シリーズを通して、自らが敬愛するブルース・リーの師匠イップ・マン役で真骨頂を発揮。詠春拳による迫真のアクションのみならず、達人の心、そして人間的魅力をも体現し、強さと優しさを備えた達人イップ・マンとして世界を虜にした。そして今、イップ・マンの不屈の魂を渾身の詠春拳で演じ切り、物語を完結へ導く。
監督は、アクションとドラマの感情表現の両方に手腕を発揮、『イップ・マン 序章』を香港電影金像奨(香港アカデミー賞)最優秀作品賞受賞に導き、シリーズ全作品を成功させた俊英ウィルソン・イップ。音楽は、シリーズ全作品を手掛け、心に残るあのテーマ曲を生み出した川井憲次。そして、『マトリックス』シリーズ(99,03,03)等の武術振付で知られ、『イップ・マン外伝 マスターZ』(18)では監督も手掛けたユエン・ウーピンが、『イップ・マン 継承』に続いてアクション監督を担う。 キャストも実力派ぞろい。凶悪な軍曹で接近戦のエキスパート、バートン役には、『ドクター・ストレンジ』(16)のスコット・アドキンス。太極拳の達人ワンを、第三世代のカンフースターと称される『SPL 狼たちの処刑台』(17)のウー・ユエ。また、台湾のアイドルグループF4のメンバー、ヴァネス・ウーがブルース・リーの弟子ハートマン役で出演。そして、前作に続いてブルース・リーに扮するチャン・クォックワンが、イップ・マンとの師弟の絆を体現し、ブルース・リー本人を彷彿させるシリーズ初のアクションで魅了する。『イップ・マン 葉問』から刑事ポーとして出演するケント・チェンが、同役を人間味豊かに演じる。 今、物語の完結と共に、伝説が生まれる。
エドモンド・ウォン、深沢寛チェン・タイリ、ジル・レオン
チェン・チュウキョン(H.K.S.C)
リー・ピッククワン
ケネス・マク
川井憲次
イップ・マン
ワン・ゾンホア
ブルース・リー
ハートマン・ウー
コリン・フレイター
バートン・ゲッデズ
ポー(ポー刑事)
監督・製作
ウィルソン・イップ
PRODUCED & DIRECTED BY Yip Wai Shun
アクション監督
ユエン・ウーピン
ACTION DIRECTOR Yuen Wo Ping
製 作
レイモンド・ウォン
PRODUCED BY Raymond Wong
音 楽
ORIGINAL MUSIC Kenji Kawai