[音楽]

川井憲次

これまでのシリーズ3作すべて“イップ・マンのテーマ”をモチーフに使っていますが、本作でももちろんこのテーマを使用しています。また、戦いのシーンの音楽にはドラムを多用していることもシリーズで一貫した特徴ですが、本作『イップ・マン 完結』は感傷的なシーンが多いために、主人公の感情を常に意識したものになりました。香港のシーンの雰囲気はこれまでの“イップ・マン”のシリーズの延長ですが、アメリカのシーンについてはもっと西洋に寄せてアレンジしています。楽器もこれまでのシリーズと同じく、二胡と和太鼓を使って表現しました。