[アクション監督]

ユエン・ウーピン

ACTION DIRECTOR Yuen Wo Ping

1945年、中国、広東省広州市生まれ。初監督作『スネーキーモンキー/蛇拳』(76)、『ドランク・モンキー/酔拳』(78)でジャッキー・チェンをブレイクへと導く。それらの作品で師匠役を演じたのはウーピンの父、ユエン・シャオティエンであることも良く知られる。ドニー・イェンを見出し、ドニーのデビュー作『ドラゴン酔太極拳』(84)や、アメリカで2001年に公開され大ヒットした主演作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー』(93)の監督も務めている。その後、彼の仕事に魅せられたウォシャウスキー姉妹に『マトリックス』シリーズ(99,03,03)の武術振付として招かれ、『キル・ビル』シリーズ(03,04)でも武術指導を務める。『ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱』(92)、『グリーン・デスティニー』(00)、『カンフーハッスル』(04)、『SPIRITS スピリット』(06)、『グランド・マスター』(13)などの作品で香港電影金像奨最優秀アクション監督賞受賞。『イップ・マン 継承』(16)および本作では、同賞にノミネートされた。2018年、『イップ・マン 継承』に登場したマックス・チャン演じるチョン・ティンチの物語を映画化した『イップ・マン外伝 マスターZ』を監督し、高く評価された。