ジュディ・ガーランド(1922~69)
20世紀を代表する天才エンタテイナー。『オズの魔法使』(39年)の少女ドロシー役でブレイクし、17歳にしてスターの仲間入りを果たす。
他の追随を許さない圧倒的な演技力と歌声で、ハリウッド黄金期を代表するトップスターとして頂点を極める。しかし一方で、少女時代から受けていた映画スタジオによる薬物コントロールが原因で不眠や神経症に悩まされたり、5人の男性と結婚と離婚を繰り返すなど、波乱に満ちた生涯を送る。1969年、薬物の過剰摂取により、47歳で急逝。
『オズの魔法使』で彼女が歌い、スタンダードとなった名曲〈オーバー・ザ・レインボー / 虹の彼方に〉は、終生のテーマソングとなった。
アメリカやイギリスでは今なお絶大な支持を集め、CDやDVD、伝記本が頻繁に発売されている。
Staff
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ルパート・グールド
(監督)
RUPERT GOOLD -
ルパート・グールド
(監督)
RUPERT GOOLDこれまでにロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのアソシエイト・ディレクター、アルメイダ・シアターの芸術監督などを歴任し、ローレンス・オリヴィエ賞を2度など多数受賞。フリーの演出家としても「ガラスの動物園」(アポロ・シアター)、「TIME AND THE CONWAYS(原題)」(ナショナル・シアター)、「トゥーランドット」(イングリッシュ・ナショナル・オペラ)、「オリバー!」(ドゥルリーレーン・シアター・ロイヤル)など多くの話題の舞台を演出する。レイフ・ファインズ主演舞台「リチャード3世」は2016年世界中の映画館でライブビューイングが実施された。『トゥルー・ストーリー』(15)で長編映画デビュー。2017年演劇への功績を讃えて大英帝国憲章が授与された。
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トム・エッジ
(脚本)
TOM EDGE - 2018年1月、脚本と製作総指揮を担当したNetflixのオリジナル・コメディー「恋愛後遺症」で絶賛される。その他Netflixの「ザ・クラウン」(16)でも最初の2つのシーズンを担当。2016年には長編テレビ映画『THE LAST DRAGONSLAYER(原題)』も手がけた。
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オーレ・ブラット・バークランド
(撮影)
OLE BRATT BIRKELAND, BSC - 主な作品に、英国アカデミー賞にノミネートされた長編ドキュメンタリー映画『マーロン・ブランドの肉声』(15)、『マッド・メアリー』(16)、『ゴースト・ストーリーズ ~英国幽霊奇談~』(17)、『アメリカン・アニマルズ』(18)などがある。テレビでも、エミー賞を受賞した「Utopia -ユートピア-」(13)など多数の話題作を手がけている。
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ケイヴ・クイン
(美術)
KAVE QUINN - ダニー・ボイルの監督デビュー作『シャロウ・グレイブ』(94)の美術を担当。続いてボイル監督の『トレインスポッティング』(96)、『普通じゃない』(97)でもセットデザインを手がけた。他にも『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(12)などを手がける。最近の作品では『エンテベ空港の7日間』(18)、マックス・ミンゲラ監督の監督デビュー作『ティーンスピリット』(18)など。
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ジェイニー・ティーマイム
(衣装)
JANY TEMIME - 『ハリー・ポッター』シリーズのうち、6作品を担当。2012年には衣装デザイナー組合賞ファンタジー映画賞に輝いた。その他『ブリジット・ジョーンズの日記:きれそうな私の12か月』(04)、『007 スカイフォール』(12)、『ゼロ・グラビティ』(13)、『007 スペクター』(15)など話題作も多数手がけている。今後の作品には、Netflixで2019年12月から配信される『6アンダーグラウンド』や、2020年夏公開『ブラック・ウィドウ』などがある。
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ジェレミー・ウッドヘッド
(ヘアメイク)
JEREMY WOODHEAD - 雑誌のアートディレクターとして成功した後、映画でのヘアメイクを手がけるようになる。これまでにスティーブン・スピルバーグ、フランシス・フォード・コッポラ、オリバー・ストーンらの作品を手がけ、代表作には『Vフォー・ヴェンデッタ』(05)、『クラウド アトラス』(12)、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15)、『ドクター・ストレンジ』(16)などを手がけている。
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メラニー・アン・オリバー
(編集)
MELANIE ANN OLIVER, ACE - トム・フーパー監督の作品をよく手がけ、『レ・ミゼラブル』(12)や最新作2020年1月公開の『キャッツ』(19)も担当している。また多数のエミー賞およびゴールデン・グローブ賞を受賞したミニTVシリーズ「エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜」でもタッグを組んだ。その他の代表作は『ジェーン・エア』(11)、『アンナ・カレーニナ』(12)、『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(16)、『ヴィクトリア女王 最期の秘密』(17)など。
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ガブリエル・ヤーレ
(音楽)
GABRIEL YARED - 『イングリッシュ・ペイシェント』(96)でアカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、そしてグラミー賞に輝くという快挙を遂げる。フランスで、ジャン=リュック・ゴダール、ジャン=ジャック・ベネックス監督とタッグを組んだ後、パリのオペラ座や、ロイヤル・バレエ団でバレエ音楽の作曲も手がける。2016年グザヴィエ・ドラン監督のカンヌ映画祭グランプリ受賞作『たかが世界の終わり』で音楽を手掛け、監督の次回作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』も音楽を担当している。
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マット・ダンクリー
(音楽監督・アレンジ)
MATT DUNKLEY - ロンドン交響楽団、ロンドン・フィル、バーミンガム市交響楽団など英国の一流オーケストラ、またロサンゼルス・フィル、シドニー交響楽団、メルボルン交響楽団、香港フィルなど国外のオーケストラでも指揮を務めた。並行して映画、テレビ、舞台音楽作曲家としても『ラブ・アクチュアリー』(03)、『ダークナイト』(08)、『ブラック・スワン』(10)、『ムーラン・ルージュ』(11)などを手がけている。