エラとジョンが決断した、人生最後の時間の過ごし方について、サザーランドは「心から全面的に共感する」と語り、ミレンも「私も賛成よ」と同意する。そんな“共犯者”となった二人に対してヴィルズィ監督が、感謝で締めくくる。「私は彼らの共演を見て言葉を失った。ドナルドは情熱的で、威厳があり、面白くて予測不能だ。 ヘレンは鋭く、賢く、機知に富んでいるが、時に熱意、怒り、痛みが溢れる。カット!と声を出すのに苦労した。私を魅了し、感動させてくれた二人の役者と一つの経験を分かち合えたことが何より嬉しかった。それがあったからこそ、荷物をまとめてアメリカに映画を撮りに行けたのだろう。生涯に一度の冒険さ。」