Paolo Virz(Derected and Written by)

パオロ・ヴィルズィ(監督・脚本)

1964年3月4日、イタリア、トスカーナ州生まれ。ローマの国立映画学校の脚本コースに入学。卒業後、脚本家からキャリアをスタートする。94年に『LaBellaVita』で長編映画監督デビューを果たし、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で新人監督賞に輝き、一躍注目される。その後も、作品を発表する度に同賞の常連となり、『カテリーナ、都会へ行く』(03)は脚本賞を含む2部門、モニカ・ベルッチ主演の『ナポレオンの愛人』(06)は6部門、『見わたすかぎり人生』(08)は作品賞を含む5部門にノミネートされる。そして、『はじめての大切なもの』(10)で同賞18部門にノミネートされるという快挙を成し遂げ、そのうち自身の脚本賞を含む3部門に輝く。さらに『人間の値打ち』(13)で作品賞、脚本賞を始めとする7部門を受賞、続く『歓びのトスカーナ』(16)で作品賞、監督賞を含む4部門を受賞し、イタリア最高峰の名匠の地位を獲得する。