◎東京市四谷区(現・東京都新宿区)に、元農林省水産局長の父・平岡梓と母・倭文重の長男として生まれる。本名・公威(きみたけ)。幼時は祖母の膝元で育てられる。
4月◎学習院初等科入学。詩歌、俳句に興味を持ち始める。
4月◎学習院中等科進学。文芸部所属。
3月◎初めての短編「酸模」を校内誌「輔仁会雑誌」に発表。
3月◎初めての短編「酸模」を校内誌「輔仁会雑誌」に発表。
◎校内誌「輔仁会雑誌」に「彩絵硝子」などを発表。
9月◎「花ざかりの森」を同人誌「文芸文化」に発表、連載。初めて三島由紀夫というペンネームを使う。
4月◎学習院高等科文科乙類(ドイツ語)進学。
7月◎同人誌を創刊。
5月◎兵庫県で徴兵検査を受け、第二乙種に合格。
9月◎学習院高等科を首席で卒業し、天皇陛下より銀時計を拝受。
10月◎東京帝国大学法学部に推薦入学。初の短編集「花ざかりの森」刊。
2月◎入隊検査の際に、軍医に誤診されて即日帰郷。
8月15日◎東京で終戦を知る。
6月◎川端康成の推薦で「人間」に「煙草」を発表し、本格的に文壇に登場。
11月◎東大卒業。「岬にての物語」刊。
12月◎高等文官試験に合格。大蔵省銀行局に勤務。
9月◎創作に専念するため大蔵省退職。
11月◎「盗賊」刊。
7月◎「仮面の告白」刊。
6月◎「愛の渇き」刊。
7月◎金閣寺放火事件勃発。
12月◎「青の時代」刊。
12月◎アメリカ、ブラジル、ヨーロッパを旅行。
◎「三島由紀夫作品集」の刊行が始まる。
6月◎「潮騒」刊。
12月◎「潮騒」で新潮社文学賞受賞。
10月◎「金閣寺」刊。
1月◎「金閣寺」で読売文学賞受賞。
3月◎「鹿鳴館」刊。
6月◎川端康成の媒酌で画家杉山寧の長女・瑤子と結婚。剣道を始める。
6月◎長女紀子誕生。
9月◎「鏡子の家」刊。
3月◎映画『からっ風野郎』で主役を演じ、主題歌を歌う。
5~6月◎安保闘争。
11月◎「宴のあと」刊。
1月◎「憂国」発表。
5月◎長男威一郎誕生。
10月◎「美しい星」刊。
9月◎「午後の曳航」刊。
10月◎東京オリンピック開催。「絹と明察」刊。
4月◎「憂国」を自らの監督・主演で映画化。
10月◎ノーベル文学賞候補に。
1月◎「サド侯爵夫人」で文部省芸術祭賞受賞。
4月◎「憂国」刊。
6月◎「英霊の声」刊。芥川賞選考委員就任。
4月◎陸上自衛隊に体験入隊。
12月◎航空自衛隊のF104戦闘機で超音速飛行を体験。
3月◎学生19名と社会人1名と陸上自衛隊に体験入隊。
7月◎「文化防衛論」発表。
10月◎楯の会結成。
5月13日◎東大全共闘討論会。
8月◎映画『人斬り』に出演し、切腹を演じる。
11月◎国立劇場の屋上で「楯の会」結成1周年パレードを行う。
3月◎アメリカの「エスクァイア」誌の企画「世界の100人」に芸術家として日本よりただ一人選ばれる。
11月25日◎「豊饒の海」最終巻「天人五衰」の最終回原稿を編集者に残し、4人の楯の会隊員と自衛隊市ヶ谷駐屯地で決起、その後、東部方面総監室にて森田必勝の介錯で自決。
11月26日◎自宅で密葬。