篠原裕

篠原裕

1947年生まれ。元「楯の会」一期生。水戸一高から早稲田大学法学部に進学、国防部に入部し、日本学生同盟(民族派)の一員として活動する。高校、大学の先輩にあたる持丸博(元楯の会初代学生長)から声を掛けられ、第1回の陸上自衛隊体験入隊に参加。三島由紀夫に初めて会った時にすき焼きを御馳走され、「味は忘れたが、牛肉の赤さだけは鮮明に覚えている」と笑う。市ヶ谷での三島事件の日、月1回の定例会が行われる予定だった市ケ谷会館で異変を知る。「何も知らずに定例会があると思っていた。不明を恥じる他なかった」と語る。