平野啓一郎

平野啓一郎

1975年生まれ。小説家。京都大学法学部卒業。1999年、在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで数々の作品を発表、各国で翻訳紹介される。2014年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。近年の著書に、小説『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』、『ある男』など、エッセイ・対談集に『私とは何か「個人」から「分人」へ』、『「カッコいい」とは何か』などがある。三島由紀夫とその文学に深い関心を持ち、「『英霊の声』論」、「『金閣寺』論」、「『仮面の告白』論」などを発表。執筆中の「『豊饒の海』論」と併せて、『三島由紀夫論』として刊行予定。