“冒険”のインスピレーション

胸躍るような冒険劇は、『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』の
アクション・シーンの完成度の高さに心を奪われた監督が、
あの映画にある「弧を描くような物語の流れ」を再現した。

ライオネル卿とMr.リンクのコンビや掛け合いは、
アーサー・コナン・ドイルによる「シャーロック・ホームズ」シリーズの
ホームズとワトソンの関係に影響を受けている。

冒険のスケールの大きさや、鮮やかな色彩は、1956年に映画化された
ジュール・ヴェルヌ原作の『80日間世界一周』の世界観が大きな影響を与えている。

監督は「ナショナル・ジオグラフィック誌」の美しく、
刺激的な写真を研究するようスタッフに薦めた。
漫画アニメのようなビジュアルではなく、壮大で迫真性のある自然主義こそが、
この映画には必要だったという。

プロダクション・デザインは、19世紀英国のヴィクトリア朝様式
（手の込んだ壁紙や織物に代表される）の図柄からインスピレーションを得ている。
天井のタイルから木々の葉にいたるまで全編に使用されている。