20人の俳優が挑んだ、 役作りのための過酷な訓練キャンプ |
撮影に先立ち、ホットショットの隊員を演じる20名の俳優たちはニューメキシコ州サンタフェ郊外の山中で行われた訓練キャンプに参加した。グラニット・マウンテン・ホットショットの元隊員らによって行われたこの訓練が「出演者に単なる森林消防士ではなく、ホットショットの一員になる方法を教え込んだ」とジョセフ・コシンスキー監督は振り返る。「自然の中に送り出された俳優たちは、ホットショットが行う仕事をすべて学んだ。星の下で眠り、山火事の講習を受け、全身が悲鳴を上げても不平をこぼす者はいなかった。最も大事なことは、この訓練を通して彼らがチームとしての仲間意識を築き上げたことだ」。
マイルズ・テラーは振り返る。「訓練キャンプは猛烈だった。かがんだ姿勢で何マイルも線状に木を切り拓く。一人はホウキを持ち、別の一人は手斧を持つ。きつい仕事だけど、苦労を共にする体験ほど絆を深めるものはない。隣にいる仲間を失望させるわけにはいかないと感じる。自分がサボるとその埋め合わせに仲間の仕事が増えるからね」。
「俺たちは一緒に眠り、一緒に山を歩いた。今まで生きてきた中で見たことのない最悪の水ぶくれができたよ」とブローリンは笑う。「でも俺たちは互いに助けあったんだ」。