アナログカメラが趣味の女子高生バード(キャサリン・プレスコット)はアンティークショップでアルバイトをしている。そんなある日、店番中に買付けから戻ってきたバイトの同僚タイラーから“掘り出し物品”として見つかったポラロイドカメラの名機“SX-70”をプレゼントされる。かつて名だたるアーティスト、写真家たちが愛した稀少価値の高いそのカメラにすぐさま心惹かれたバードは迷わずそのカメラを受け取った。40年以上のヴィンテージ品ではあるが早速試し撮りにタイラーを撮影、不具合もなく写真が現像された。
その晩、バードはクラスメイトが開く仮装パーティに参加する。あまり気乗りはしなかったが、幼馴染のケイシー(サマンサ・ローガン)の押しに負け渋々参加する羽目になったのだ。パーティに持参するポラロイドカメラを用意した際ふとバイト先で撮ったタイラーの写真に目をやると彼の傍に人影にもみえる黒い<影>のようなものが写り込んでいた。一瞬嫌な予感が走るも深く考えることを止めその写真を鞄にしまった。
普段、学校では友人が少なく孤独になりがちなバードだったが、パーティでは密かに想いを寄せるコナー(タイラー・ヤング)やクラスメイトたちが彼女が持つポラロイドカメラに興味を示したことをきっかけに、楽しいひと時を過ごし、パーティの思い出にとそのカメラで記念写真を撮るのだった。しかしそんな楽しい時間もつかの間、保安官(ミッチ・ピレッジ)がやってきたことで、パーティは突然お開きとなる。保安官になぜだか呼び出されるバード、アルバイト先の同僚タイラーの不審死が告げられる。夕方会った時はあんなに元気だったのになぜ? ひどいショックを受けるバード。
家に戻り再びタイラーの写真を見ると、彼の傍に写っていた<影>が消えていることに気付いたバードは、妙な不安に駆られパーティで撮った他のポラロイド写真を見返すと、その中の1枚クラスメイトのエイヴリーの自撮り写真に同じ<影>らしきものが写っていた。
更に不吉な予感を覚えるバードだったがその予感は的中。翌日学校に行くと、エイヴリーが見るも無残な遺体となって発見されたことが知らされるのだった。そして、あの<影>はまたもや彼女の写真から消え、次はコナーや、幼馴染ケイシーも写る集合写真に移動していた。悪夢の元凶がポラロイドカメラにあることを確信するバードだったが、撮影者バード自身も被写体の後ろにある窓ガラスに反射し写り込んでいることが発覚。残された時間はあと僅か。
この死の連鎖は断ち切れるのか、そしてこのカメラに隠された衝撃の真実とはー。