2020.02.14 POSTED

『スキャンダル』公開記念イベントを実施しました!

映画公開に先駆けて、2月14日(金)に『スキャンダル』公開記念イベントを実施し、試写会後のトークショーにフリーアナウンサーの宇垣美里さんと、社会学者の古市憲寿さんが登壇!

映画の主人公たちと同様にテレビ局のアナウンサーとして活躍された経験を持つ宇垣さんと、様々な番組でコメンテーターを務めメディアの裏側を知る古市さんに、映画の魅力と日本でも昨今問題として取り上げられている“ハラスメント”についてお話いただきました。

本作を観た感想について質問されると、宇垣さんは「これがつい最近の2016年に起きたことだということ、それをアメリカはこのスピードで映画にできるんだということに驚きました。映画の中の女性たちに共感し、声を上げる勇気に自分も頑張らないと、と思いました。」と話し、古市さんは「一番得なのは自分は黙っていて誰かが声を上げてくれること。自分から声を上げるのは大変なことです。映画に登場する女性たちは、セクハラを告発した後も新しいキャリアを確立させていてスカッとしました!」とコメント。

この日がバレンタインデーということでイベントの途中でバレンタインに纏わる話に及ぶと、「今年は自分にいっぱいチョコを買いました。3つデパート回って、今しか買えないチョコを沢山買って眺めながら、1日3つずつくらい大事に食べてます!」と宇垣さんからはなんとも可愛らしい回答が。一方、古市さんは「チョコレートは主食なので家に常に10キロ20キロあります。でも、わざわざ既製品を溶かして固め直すなんで、チョコレートを劣化させているだけ。手作りチョコってやめてほしいなと思ってるんですよね(笑)。素敵なチョコを買ってほしいです。」と、手作りチョコ文化に苦言を呈し、会場からは笑いが。義理チョコがハラスメントだと禁止される会社の動きについて宇垣さんは「よくない?それでと思います。欲しかったら自分で買えばいいし、渡したい人が渡したい人にだけ渡したら良いと思います。」と自身の意見を話し、古市さんも「あげたい人があげればいいですよね。禁止にしなくても自分で決めればいいと思います。」と賛同していました。

最後に、宇垣さんから「描かれているセクハラは醜悪で、だからこそ立ち向かっている女性たちの勇敢さはすべての人に刺さる話だと思います。セクハラに関係があると思っている人もないと思っている人も、ぜひ観てどうやって生きていこうか考えてみてほしいです。」、古市さんは「ちょっとでも生活に不満がある人、社会に対して何か言いたいことがある人は共感できることがあるはずなので、セクハラに関心がない人でもスカッとできる作品だと思います。」と、会場に向け呼びかけ、イベントは大盛況の中終了しました!