2020.12.25 POSTED

最旬俳優・磯村勇斗 ゾンビに囲まれゾンビ愛ダダ漏れ!イベント報告

映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』の公開直前イベントが12月21日(月)に開催され、

ゲストとしてゾンビ映画好きを公言している俳優の磯村勇斗が登壇。ゾンビ愛や本作の魅力を存分に語った。

 

本作について磯村は「手に汗握りました! 今回の映画に出てくるゾンビは何といっても速い! それだけで恐怖を感じましたし、夜になると目が見えないので、音に敏感になるという設定もゾンビ好きとしては楽しく見られました」と感想を口にする。

 

前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』から4年を経ての続編となるが「前作がすごく面白かったので、期待して見たんですが、いい意味で裏切られました。続編だけどテイストを全く変えてきて、(前作に続きメガホンを握った)ヨン・サンホ監督は枠に囚われずに挑戦していく人なんだと感じました」と続編での“進化”に称賛を送る。

 

主人公の元軍人・ジョンソクを演じるカン・ドンウォンについては「かっこいい! 目力がすごくて、何もしゃべっていなくても、いま危機的状況にいて、でも前を向いていかないといけないんだと伝わってくる表情と目が素敵だなと思いました」と俳優として大いに刺激を受けた様子。

 

また“ゾンビ好き”としての本作の見どころ、印象的なシーンを尋ねると「(悪役の)ファン軍曹たちがゾンビたちをおもちゃにするのが可哀そうだな…と。悪者たちがゾンビを手懐けたり、おもちゃにするのは、“ゾンビ映画あるある”だと思うんですが(笑)、この映画でもそれがあって、それが人間の“エゴ”を引き立てていて、面白く見させていただきました」とマニアックな視点でゾンビ映画ならではの魅力を解説してくれた。

 

また、もしも自身がゾンビ映画に出演するなら? という問いには、ゾンビと戦う人間側ではなく、あえてゾンビ側での出演を希望!「自我を持って、人間に戻ろうとするゾンビをやりたい! いままで人間主体のゾンビ映画はありましたが、ゾンビ主体で全部描いたらどんな映画になるのか? ゾンビが主人公の映画をやりたいですね」とノリノリで語った。

 

今年は新型コロナウイルスの感染拡大の中で、様々な価値観や生活様式に変化がもたらされたが、「映画を映画館で見る」という行為の変化もそのひとつと言える。磯村は「自粛期間中、映画館が閉まっていて見に行けない状況で、でもその分、配信に力を入れている映画も増えて、より身近に映画を感じられることができたのかなと。ただ、やはり『映画館で見たい』という、恋しい気持ちもあって、自粛期間が明けて映画館に行ったら、すごく感染予防も徹底されていて、逆に映画が見やすくなったと思いました。相手に気を遣いながら見ることができて、やっぱり映画館で見ることって大事だなと改めて思いました」と思いを口にした。

 

この1年は話題のドラマ、映画への出演、“サウナ好き”という一面など、様々な形で注目を浴び、磯村にとって飛躍の年となったが、2020年を振り返り「厳しい時代になったと感じますし、俳優として、どのように届けたらいいんだろうと悩む時期もあったりして、難しかったですが、やはり自分たちは見てくださる方たちがいるからこそ頑張れると希望を持って、自粛期間が明けてからも一生懸命やってきました。ドラマもたくさんの人に見ていただけて、暗い年だったけど、明るくなってもらえたんじゃないかなとうれしく思っています」と笑顔を見せた。

 

そして、2021年に向けて「サウナ好きなので“熱波師検定”は取りたい!」と笑いつつ「プライベートも充実させながらお仕事の方も、俳優としてステップアップできるように、変わらずしっかりと向き合っていきたいです」と意気込みを口にした。

「続編でありながら、前作と全く違う作風になっていて、ゾンビ好きはもちろん、前作を見ていない人も楽しめる内容です。お正月に家族、友達、恋人と、“感染予防”をしっかりして『新感染半島』を見ていただきたいと思います!」としっかりアピールし、最後は”リアルゾンビ”たちに襲われそうになりながら、

車に乗って写真撮影!「ゾンビ好きとしてはとてもうれしい。斬新ないい経験をありがとうございます!」と語り、大いに盛況なイベントとなった。