第75回カンヌ国際映画祭におきまして、現地時間28日(土)夜(日本時間:29日未明)に「コンペティション」部門の授賞式が行われ、
是枝裕和監督の最新作『ベイビー・ブローカー』の主演ソン・ガンホが男優賞を受賞いたしました!
現地時間5月26日(木)に行われた公式上映では、今回の映画祭出品作史上最長の12分にわたるスタンディングオベーションがおこり、
割れんばかりの拍手喝采で観客を魅了、会場全体が感動に包まれ、受賞への期待が高まっていた本作。
授賞式では、審査員長のヴァンサン・ランドンをはじめ、アスガー・ファルハディ、ジェフ・ニコルズ、レベッカ・ホール、
ディーピカー・パードゥコーン、ノオミ・ラパス、ジャスミン・トリンカ、ラジ・リ、ヨアキム・トリアー監督らが選ぶ男優賞にソン・ガンホが選出されました。
韓国人俳優の男優賞受賞は初の快挙となります。
是枝監督作品における男優賞受賞は、2004年の第57回コンペティション部門に出品された『誰も知らない』で受賞した柳楽優弥以来18年ぶりとなります。
『ベイビー・ブローカー』は本映画祭でエキュメニカル審査員賞を受賞。(エキュメニカル審査員賞は、映画祭の公式な審査とは別に、カトリックとプロテスタント双方のキリスト教関係者が毎年選出している。)
本賞と合わせて2冠の快挙となります。