9月25日に映画『バッドガイズ』の日本公開を記念した学生向け試写会が都内で開催され、日本語吹替版声優陣から、ミスター・ウルフ役の尾上松也さんとタランチュラ役のファーストサマーウイカさんが登壇し、学生からのお悩みに答えました。
目標が定まらないという現役高校生からの悩みには、自身の経験を踏まえて尾上さんは「僕自身、歌舞伎という道があったから目標が定まっていたわけではなく、いつの間にか歌舞伎に没頭していた。色々なことを経験していく中で好きなものが見つかった。一つの目標を定めることが正解ではないので、色々なことをやるべき」とアドバイスしました。ウイカさんもこれまでの自身のキャリアを振り返り「好きなものを探すのもいいけれど、やりたいことがないときは、やりたくないこと以外をとりあえずやってみる。そうすれば選択肢は広がるから」と語りかけていました。
緊張しないでベストを尽くす秘訣については「緊張の対処法は事前準備。結局は緊張もするけれど、準備さえしていれば大丈夫。準備をしない僕が言うのもなんですが…」と尾上さん。ウイカさんは「自分にスポットが当たるから緊張感が高まるのであって、自分の気をそらすために興味の対象を自分から離す。興味を自分ではなくてほかに持っていくとマイナスな緊張はなくなる。そして適度な緊張が残るとパフォーマンスも上がるはず」と具体的に指南していました。
最後にウイカさんは「人生に悩みはつきものだけれど、人生はいつだって変更可能です。考えすぎずに思うようにやってみてダメだったら修正すればいい。死なない限り修正はきくので、柔軟にチャレンジして」と学生たちに熱くエール。尾上さんも「悩みや壁がないと結局は面白くない。壁をクリアすることで色々な経験や人生の幅は広がっていく。悩みや苦しみを無駄にせず、そこから自分が何を学べるのかが一番大切です」と人生の先輩として若者たちに語りかけていました。