ザマアミロの大連発。
金持ちセレブにひがみ根性丸出しにして、ハラを抱えて笑うしかない。
荻上直子監督 (映画監督 『川っぺりムコリッタ』)
この映画がパルムドール!?
カンヌ映画祭は狂ってる!良い意味で!!
最高に笑えて、深く考えさせられる最先端映画です!!
大根仁監督 (映像ディレクター 「エルピスー希望、あるいは災いー」)
この映画賞シーズンを爆発させるお茶目な手榴弾のような映画に、
立ち上がって拍手を送りたい。
エドガー・ライト監督 (映画監督 『ラストナイト・イン・ソーホー』)
最高のブラックコメディ。
それも大爆笑ではなく、意図せず吹き出す笑いの連続。
物語中盤のある出来事と同じように…。
効果音であんなに笑ったの初めて。ぜひ5.1chで。
萩原健太郎監督 (映画監督 『サヨナラまでの30分』)
現代階級社会をこんなにも大胆かつ緻密なブラックユーモアで魅せ切るなんて
大笑いするか、ドキドキするかは、あなたの階級しだい?
とにかく、吐きそうなくらい面白いことをお約束します
中野量太監督 (映画監督 『浅田家!』)
ここ何年かのパルムドール受賞作の中では群を抜いて面白かった。
鬼才が醸し出すブラックユーモアはまるで芳醇なシャンパンのよう。
成島出監督 (映画監督 『八日目の蟬』)
今年ベストってだけでなく、ここ数年で最も好きな映画だった!
この傑作を満員の観客と一緒に見られて最高!
ぜひ大スクリーンで見てください。
ショーン・ベイカー監督 (映画監督 『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』)
上級民と下級民、美と醜、
その境界線で綱渡りする面白さがプロローグから弾ける。
これ一作でスターになったチャールビの運命の逆転が無性に哀しい。
原田眞人監督 (映画監督 『ヘルドッグス』)
人間関係や立場が変わるだけでこれだけの笑いを生み出せるとは!
コメディの基礎はこんなところにあるんだなと実感しました!大変勉強になりました!
福田雄一さん (脚本家・演出家)
緩んだ身体のネジを締め上げ、頭を揺さぶり続けられる。
しかし、この心地良さはなんだ!
映画に酔ってしまった。この刺激は快感になります。
前田哲監督 (映画監督 『ロストケア』)
数年に一度、革新的思想からなるコメディ映画が出現して、全てを過去のものにする。
2023年、新たな地平が広がる瞬間を目撃して、あゝ快感…
三木聡監督 (映画監督 『大怪獣のあとしまつ』)
唯一無二。演出における『アングル』とは、カメラワークではなく、
世の中を眺める角度の事だと突きつけられる。
一生、観ていたい。
小泉徳宏監督 (映画監督 『線は、僕を描く』)
資本主義の本質をブラックユーモアで炙り出し、観ているもののモラルに問いかけてくる。
無駄なショットが一切なく、被写体との距離感が絶妙。
ワイドな視点で鑑賞出来る様に設計されているから
笑ってはいけないのに笑ってしまう。
2連続のパルムドールにも納得の傑作。
片山慎三監督 (映画監督 『さがす』)
我々が普段頼りにしている社会性が茶化され、剥ぎ取られ、大笑いさせられる。
映画自体が良質な一片のジョークのよう。
面白くてちょっと怖い。
内田けんじ監督 (映画監督 『鍵泥棒のメソッド』)
こんなにぶっ飛んだ話なのに、
ずっと自分自身と関連づけて見入ってしまうという凄まじい体験で、
巨大な合わせ鏡で我々の常識を覗きつづけさせられているような気分になり
眩暈がしました。
観客の思考回路まで精巧にコントロールされているような感覚で、
自在に設計された型破りの構成が見事でした。
竹林亮監督 (映画監督 『14歳の栞』『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』)
経済、ルックス、ジェンダー、あらゆる格差を乗せ出航するこの船を、
資本主義の申し子たる複製芸術を通じて眺める観客はもう監督の罠にかかったも同然。
しかしこれは率先してかかるべき罠だ。船に乗ろう。まずはそれから。
深田晃司監督 (映画監督 『LOVE LIFE』)
欧州の固定化された階級社会への辛辣なるブラックユーモアに見えて、
その虚飾が剥がれ落ちた時に表出する
人間のドス黒い情動に戦慄した。
中田秀夫監督 (映画監督 『事故物件 恐い間取り』)
とにかく大、大、大好き。
観たあとはめまいでクラクラしてしまいました。
ダニエル・シャイナート(ダニエルズ)監督 (映画監督 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)
これは『シャイニング』と『蝿の王』とアルトマンの『プレタポルテ』の変奏よ!!!
ホテルのエレベーターからインディアンの血が噴出するのではなく、
ワタシたち自身の糞尿で窒息するのが現代のホラーなのよ!!!
ヴィヴィアン佐藤さん (美術家/ドラァグクイーン)
パルムドールを受賞した作品と聞いていたため、
「え!こんなにお笑いなの!?」と驚きながらひっくり返るくらい笑ってしまいました。
冒頭からずっと面白かったですがディナーのシーンからは
「そんなことされたら笑ってしまいますよ」という展開の連続で
正直落ち込むくらいです。
自分の世界や価値観が正しいと考えている人の行動はあまりに哀れで恐ろしく、
そんな価値観を育ててしまう力がお金にはあるのだと思うと同時に、
そのおかげでこんなにも面白い映画を観れたのかと不思議な気持ちです。
お笑いが好きな人、コントが好きな人に絶対に観てもらいたい作品でした。
かが屋 加賀翔さん (芸人)
超格差社会とその批判者への挑発に満ちたユーモア!
それでも私は自由と平等を諦めない。
斎藤幸平さん (経済思想家 「人新世の『資本論』」)
闘うか奴隷になるか、まだまだ世界はこの二択だけなのかと映画を見て愕然としました。
笑っていいの?と思っても周りを伺わず、
自分のモラルを確認するように観たい作品です。
ウディ・ハレルソンが出てきたときの安心感たるや!
玉城ティナさん (女優)
前半に登場する人生勝ち組連中の行動に虫唾が走れば走るほど後半が爆笑になります。
長距離走らせてじっくりお待ちください。
ゾフィー上田航平さん (芸人)
いや、笑ってる場合じゃない。
本作は、ざんねんないきものとしての人間を遺憾なく描いたアンチ・ラブ&ピースの集大成!
地獄に堕とされる前に観とくべき。
みうらじゅんさん (イラストレーターなど)
人類皆平等と謳う世界。絶対的に存在するヒエラルキー。そして欲望に対する弱さ。
人間はなんて愚かで滑稽でみっともない生き物なんだろうか。
清々しくも超痛快なアイロニーをブラックユーモアたっぷりに突きつけられ、
終始ゲラゲラ笑いっぱなしでした。
ぜひ大画面でグラグラと酔いながら見て欲しい。
中田クルミさん (俳優)
「価値は絶対ではない」というきわめて社会学的なテーマを、
キレッキレの皮肉とブラックユーモアで包み込む。
「知的」とはこういうことだ。
稲田豊史さん (ライター・コラムニスト・編集者)
四角から三角へ!
「ザ ・スクエア 思いやりの聖域」の鬼才リューベン・オストルンド監督の才能がまた爆裂!
四角い痛烈な現代社会批判、三角な人間批判!
しかし、□でも△でもない、”スフィアな地球“に棲みつく我々人間たちを、
超ブラックな笑いのMAD WORLDの中で、
逞しく、愛おしく、丸く応援する!
パルムドールだけではなく、あらゆる賞取り合戦で逆転受賞するはずだ!
小島秀夫さん (ゲームクリエイター)
皮肉炸裂でかなり強烈。
あからさまな上流階級への批判とかじゃなく、
人間社会のシステムそのものを皮肉っているのが良い。
女性モデルと男性モデルのカップルが
レストランでどっちが食事代を払う/払わないで気まずくなるシーンも好きだったなー(笑)。
どの登場人物に一番感情移入できるかで、
自分の立場が理解できますよ。
川上洋平[Alexandros] さん (ミュージシャン)
※順不同