2023.10.01 POSTED

一周忌先行上映舞台挨拶にオカダ選手、棚橋選手、海野選手が登壇!

映画『アントニオ猪木さがして』の一周忌先行上映が101日に都内映画館で実施され、出演者で新日本プロレスプロレスラーの棚橋弘至選手、オカダ・カズチカ選手、海野翔太選手が舞台登壇しました。

 

2022年101日に79歳で惜しまれつつこの世を去ったアントニオ猪木さん。その一周忌をしんみりと偲ぶのではなく、大いに盛り上げるべく、3選手は映画館とは思えぬ試合入場スタイルでステージ入り。

 

海野選手は入場曲「shooter」を、棚橋選手は入場曲「LOVE&ENERGY」を、オカダ選手は入場曲「RAINMAKER」をそれぞれ大爆音で響かせて登場。

客席通路を花道代わりに練り歩き、詰めかけたファンにたっぷりとアピール。拍手喝采となりました。

新世代レスラーの海野選手は「僕は猪木さんと接点がない分、オファーを頂いときは自分で大丈夫なのか?という不安があった。でも猪木さんを知らない世代代表として猪木さんやプロレスのことを広げるきっかけになるのではないかと思った」と回想。棚橋選手は、出演オファーについて「僕しかいないだろうと思った」と胸を張り、「色々な姿の猪木さん像を持ち寄って、猪木さんの人となりを浮き彫りにするのが僕らの仕事だと思った」と責任を持って引き受けたといいます。オカダ選手も「僕も猪木さんを知らない世代ではあるので、この映画を通して猪木さんを知るきっかけになると思った」と出演への胸の内を明かしました。

 

棚橋選手は猪木さんの人柄について「入門当時に猪木さんに『お疲れ様でございます』と挨拶をしたら、『疲れてねえよ』と返された。…やべえ猪木さんカッコいいと思った。それ以来、僕は疲れていない=カッコいいと受け取っています」と影響を明かし「猪木さんは永久電池を作ろうとされたけれど、人々にエネルギーを与え続けたという意味では、猪木さんの永久電池は完成した。猪木さんは人間永久電池。必ずオーラが出ていたから」とリスペクト。 

また自ら外した新日本プロレスの道場に猪木さんの巨大パネルを再び設置したことに棚橋選手は「見守ってほしいという思いが強くなったから」といい、オカダ選手は「気を引き締めて練習をしなければと思った」と襟を正し、海野選手も「常に猪木さんに見られているような緊張感が自然と生まれる」と写真であっても猪木さんの迫力は衰えてはいないようでした。

 

海野選手は本作を通して「素直にカッコいいと思った。この先、猪木さんのような生き方をするレスラーは出てこないと思う。戦い方はまさに闘魂。ストロングスタイル」と猪木さんの偉大さに触れていました。

 

猪木さんといえば、様々な名言を残したことで知られる。海野選手は「猪木さんの言葉はどれも印象深く、それはプロレスファンでなくても口ずさめるものが多い」と評しながら『馬鹿になれ』をピックアップ。「カッコつけて恥をかかないように生きる若者も多いけれど、それはもったいないこと。馬鹿になって恥をかいて失敗して初めて大きくなれる。そんなことを猪木さんの言葉を通じで感じました」と実感していました。

 

棚橋選手は「123、ダー!」の「ダー!」が気になるそうで「何故“ダー!”なのか、その答えはいまだ見つからない。多分“あ”の音階は言いやすいんだと思う」と分析し「ちなみに初期の頃は“ダー!”の前に“あ”が入っていました。これはテストに出ますよ」とトリビアを織り交ぜていました。

 

一方、オカダ選手は猪木さんとの対談時に「猪木さんを超えたいと思います」というオカダ選手の言葉への「どうぞ超えてください」という猪木さんのリアクションを回想。「やれるものならやってみろ!という意味が込められているのかもしれないけれど、“どうぞ超えてください”と言われたときは“あ、そんなに軽く言うんだ…”とビックリ。忘れられません」と猪木さんの人柄を表すやり取りを紹介。

 

最後はオカダ選手が代表し、満席のお客さんといっしょに「「123、ダー!」をコール。福山雅治がプロデュースした主題歌「炎のファイター〜Carry on the fighting spirit〜」が大音量で流れ、お客さんの「猪木コール」がこだまする中、3選手は降壇。一周忌先行上映舞台挨拶が大盛況のうちに幕が閉じました。