アヌシー国際アニメーション映画祭に続き、世界各国の映画祭からも注目を浴びるなか、現地時間10月14日(土)13:45(=日本時間:同日20:45)にスペインで開催の「2023 シッチェス・カタロニア国際映画祭 アニメーション部門」にて本作の公式上映が行われました。
世界3大ファンタスティック映画祭のひとつにも数えられ、アニメーション部門では過去に、新海誠監督の『君の名は。』や細田守監督の『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『未来のミライ』などが上映を行なってきた”シッチェス・カタロニア国際映画祭”。
公式上映前には、本作をはじめ「お仕事シリーズ」として数々の名作を世に送り出してきたP.A.WORKS代表・堀川憲司が登壇。450席の会場は発売開始とともに即日完売の盛況ぶりで、上映前の会場では、上映を楽しみにする観客による長蛇の列ができるほど。
堀川氏は「吉原監督とは、富山でクリエイターがいないところから一緒に会社をスタートし、現在まで23年間続けてきました。私たちのスタジオは、作品を見ていただいたあとに、希望を持ってもらえる作品づくりを心がけています。本作はまさに、そうした想いをオリジナル長編アニメ映画として形にすることができた作品なので、こうして映画祭に参加をさせていただき大変光栄に思います。今日は皆様にこの映画を見ていただいて、明日から頑張ろうと前向きな気持になってもらえると嬉しいです。」と今回参加が叶わなかった吉原正行監督と共に作り上げてきたP.A.WORKSの歴史と重ねて本作への熱い想いを語り、会場は大きな拍手と歓声で包まれました。
ポスタープレゼントを兼ねたじゃんけん大会を行うと観客総立ちで大盛り上がり。上映が終わると会場からは、更に一層大きな拍手が沸き起こり、6月に公式上映を行ったアヌシー国際アニメーション映画祭に続き、大盛況の国際上映となりました。
日本では、11月10日(金)からの公開に先駆け、「第36回東京国際映画祭」にて舞台挨拶付きの特別上映が予定され、吉原正行監督をはじめ、駒田琉生役の早見沙織さん、高橋光太郎役の小野賢章さん、河端朋子役の内田真礼さんの登壇を予定しています。