7月9日に、都内映画館で大ヒット御礼舞台挨拶が実施され、主演の京本大我、共演の古川琴音、三浦獠太、坂口涼太郎、そして河合勇人監督が登壇しました。京本は本作が単独初主演映画。「この映画を愛してくれてありがとうございます。公開して約1週間が経ちましたが、皆さんの感想・反響を目にする機会があるので僕も嬉しいです」と満席の客席を見渡していた。一方、湊人と同じ大学に通う友人・広瀬慎之介を演じた坂口は、本作を一層流行らせるために考案した挨拶「ヨロシークレット」を披露。京本に「何ですかそれ?」と言うのを手伝ってもらい、すかさず坂口は「言えない、秘密!」と決め顔で会場を盛り上げていた。
公開から12日目を迎えたこの日。SNS等で反響を実感しているという京本は、リピーターの多さに触れて「本当に面白いと思ってもらえないとリピートって難しいと思うので、見てくれた皆さんに作品の魅力や僕らの想いが届いていると思って嬉しいです」と喜んだ。古川も「友達から『見に行ってきたよ』という連絡をもらったりしています」と声を弾ませていた。
湊人と同じ音大に通う友人・棚橋順也を演じた三浦は、撮影を回想して「坂口さんと皆川猿時さんの存在感が凄いので、お二人に食われないようにしなければと思った。特に皆川さん一人のシーンの撮影の際に元気な声が現場に響き渡っていたので、自分も負けないようにしないとと思いました」と思い出し笑い。坂口は「私たちのシーンでは、世界のあらゆる場所にお調子者はいるんだという思いを込めて演じました。日本のお調子者代表です」と胸を張っていた。
ちなみに本作を鑑賞した観客にアンケートを実施したところ、約9割が感涙したとの結果が出たという。京本は「…9割は凄い」とその多さに驚き、坂口は「もはや泣くための特効薬!…でも逆に残り1割の人が気になる」と素朴な疑問を口にして笑いをとっていた。
古川は「自分たちが演じていて先の展開を知っている分、最初の方の二人の連弾や生き生きしているシーンで涙ぐんだ」と感涙ポイントをピックアップ。京本は「撮影時の事も蘇りながら、色々なシーンでグッと来た。完成して実際に画として見た時に、本当の雪乃の気持ちとかどんな気持ちで湊人に会ってくれたのかと想像したらバーッと泣いた。そこから泣き止まないままで最後まで。エンディングを迎えて試写室のロビーに出ても泣いていた。それくらい素敵な作品だと思いました」と号泣を報告していた。
最後に京本は「映画を見ていただいた皆さんから感動したなどの色々なお声を頂き嬉しいです。きっとこの夏で一番泣ける作品に仕上がっていると思いますし、一人で見に行くも良し大切な人と見に行くも良し、色々な見方の出来る素敵な作品です。猛暑なので体に気をつけつつ、映画館に来てしまえば劇場は涼しいので夏が終わるまで、上映が終わるまで作品を楽しんでいただきたいです」とさらなるヒットを祈願していた。