このたび、映画『遠い山なみの光』が第69回ロンドン映画祭(BFI London Film Festival 2025)Strands部門への出品が決定いたしました。
(BFI London Film Festival 2025/10月8日〜19日開催)
ロンドン映画祭は、英国映画協会(BFI)が主催するイギリス最大級の映画祭で、1957年に創設。毎年秋にロンドン各地で開催され、世界各国から選ばれた最新の話題作や独立系作品、ドキュメンタリーなど幅広いジャンルを上映し、新進気鋭の才能から巨匠監督まで多彩な作品が集まり、観客・批評家・業界関係者が一堂に会する国際的な映画イベントです。
ロンドン映画祭ディレクターのクリスティ・マセソン氏は、『遠い山なみの光』のセレクトに関し、以下のようにコメント。
「『遠い山なみの光』は、長崎とイギリスを行き来しながら展開する叙情的なドラマで、私たちプログラマーは深く心を動かされました。本作は、トラウマ、記憶、そして欲望を繊細に描き出し、戦争や歴史の傷が形作った秘められた感情を力強く掘り起こしていきます。この秋、ロンドン映画祭で本作を観客の皆さまと共有できましたら、私たちにとってこの上ない光栄です。」
本作がが選出された部門<Strands>の映画は、テーマごとに編成されており、新たな発見を促すとともに、これまでにない観客層にも映画祭を開かれたものとすることを目指しています。<Journey>カテゴリは、観客を非日常へと連れ出し、物の見方を変えるような旅や目的地に焦点を当てた作品群が選出され、過去には、三宅唱監督『ケイコ 目を澄ませて』なども上映されています。
▼石川慶監督コメント
日英合作のこの映画が、ロンドン映画祭で上映されることをとても誇りに思います。カズオ・イシグロさんをはじめ、共に映画を作り上げたイギリスのスタッフに再会できるのを心待ちにしています。
5月のカンヌ国際映画祭、6月の上海国際映画祭、そして9月のトロント国際映画祭に続き、続々と各国の主要国際映画祭への出品が決まっている本作。
引き続き9月5日(金)の公開を楽しみにお待ちください!