2026.01.23 POSTED

5月8日(金)全国公開決定!
佐々木蔵之介さん、内藤剛志さん、藤原季節さんからコメント到着!
緒方明監督からのコメントもご紹介

佐々木蔵之介:大倉太吉役
『人生は短し、術の道は長し』
古代ギリシャ、医学の父 ヒポクラテスが遺した言葉だそうです。
大森一樹監督が映画に込めた想いを、未来に遺した祈りを、時を経て同志の先輩や若者たちと、縁の京都で撮りました。
私演じる太吉は幕末の激動の時代の中で、剛く真っ直ぐ、そしておおらかに!
すべてのいのち愛しむ、人間くさい優しいお医者さんです。
彼を取り巻く型破りで愛すべく人たちの、命懸けの願いと人生の可笑しみを、一緒に楽しんで頂ければ幸いです。
劇場でお待ちしております。
藤原季節:相良新左役
映画が始まった瞬間からワクワクの止まらぬ展開に、自分の出演も忘れ圧倒的に"観客"にさせられてしまい、まるで少年に戻ったようにキラキラした目で『幕末ヒポクラテスたち』を観ていました。ふと「自分がこの映画に登場するのか?」と思い出した頃には緊張で手汗が止まりませんでした。憧れの東映京都で高倉健さんの写真に見つめられながらヤクザ者を演じられた時間は夢のようでした。

今、若い世代には「邦画を革新しよう」という大きなうねりがありますが、変わることのない、受け継がれるべき魂も日本映画にはあるんだという、もう一つの真実を教えていただいたような気がします。緒方明監督が現場で見ていた景色を、スクリーンを通して見ることができて感動しています。
内藤剛志:荒川玄斎役
『内藤、映画撮るで、京都来い!』
バイト先にかかってきた大森一樹監督からの一本の電話。
そこからすべてが始まった。

演じて、飲んで、演じて、ちょっと喧嘩して、笑って、また飲んで、演じて……。
そして70歳になり、大森監督の思いを一身に引き受けた緒方明監督のもと、
また演じて、走って、大笑いして、少し考え込んで、また演じて……。
アオハルの日々を過ごさせてもらった。

二つの現場に共通していたのは、「変化するとはどういうことか」を考え続けていたことだった。
それぞれの時代の流れの中で、医師になることの意味や人の命、生きることとは何かに向き合いながら、
簡単には答えの出ない大きなうねりの中へと飛び込み、
時に流され、時に抗い、それでも勇気を持って泳ぎ続ける人々の姿を、
スタッフ・キャスト全員の力で形にしていったように思う。

『ヒポクラテスたち』(1980)
『幕末ヒポクラテスたち』(2026)
そして『未来ヒポクラテスたち』(20XX)は、いつですか?

監督!
映画化が決定したら、また必ず電話をください。
楽しみに待っています。
緒方明監督
私にとって大森一樹は師であり、兄貴であり、大学で映画を教える講師仲間であり、映画を肴に痛飲する友人だった。そんな大森さんが還らぬ人となったのはコロナの猛威がほんの少し落ち着いたかに見えた2022年の秋。私はただただ呆然とするしかなく深い喪失感に包まれた。

そして、大森一樹は巨大な宿題を遺していった。『幕末ヒポクラテスたち』と題された一冊の脚本。西岡琢也さんと作り上げたそのホン。生前下北沢の飲み屋で「これが俺の遺作やな!」とよく語っていた企画だった。その映画を完成させないか?森重プロデューサーから話があった。私は震えた。とんでもない「置き土産」だった。世の中には「断れない依頼」というものが存在する。大森さんの不在をなかなか受け止められない私は大森さんの遺作になるはずだった作品を監督することにした。

この歳になって初めてのことばかりだった。初めての時代劇。初めての京都太秦撮影所。スタッフルームには大森さんのニッコリ笑った写真を置き毎朝手を合わせてから現場に向かった。

頼もしい東京、京都混成チームのスタッフや豊かな俳優陣と共に濃密で幸福な時間が流れ作品は完成した。映画は暗闇で観るもの。でも映画を作る私たちはいつだって「暗くなるまで待てない!」でいる。