デイミアン・チャゼル監督&主演のライアン・ゴズリングが来日し、TOHO シネマズ六本木ヒルズで行われたジャパンプレミアに登壇しました!初来日となるデイミアン・チャゼル監督と、『きみに読む物語』(04)以来13 年ぶりの来日となるライアン・ゴズリングに加えて、日本人ゲストとしてブロードウェイ・ミュージカル「シカゴ」に出演経験のある米倉涼子さんが応援に駆けつけ、一夜限りの超豪華ジャパンプレミアが開催されました!
以下、詳細レポート
■最初の挨拶
デイミアン監督:「初めての来日だけど、素晴らしい歓迎を受けてもう何度も来日したい気持ちになっています。アリガトウ!」
ライアン:「ダンサーの踊りが素晴らしかった。今までで一番素晴らしい歓迎だった。そしてこの映画を日本で紹介出来ることが嬉しい。ぜひ楽しんで行ってください。」と笑顔で挨拶をしました。
■ノミネーション発表を受けて
デイミアン監督:「まだショックから抜けられない、本当に嬉しいと思っています。これはチーム力の勝利であって、映画に関わってくれたスタッフのみんなが世間に認知されたことが本当に嬉しいんだ。」。
ライアン:「デイミアンの思い描いている映画をみんなで作れたことがラッキーだった。そして映画を見てくれた人が非常にいい反応をしてくれていることも幸せなんだ。」
■一緒に仕事をしてみた印象
デイミアン監督:「この映画を作ること自体が夢だった。それをライアンと一緒に出来るなんて、本当に夢が叶った。ライアンは映画の中で、ピアノも踊りも歌も全て自分でやっていて、素晴らしい。彼は特別なので、また一緒に仕事をしたい。」
ライアン:「デイミアンは役者が監督に望む全ての要素を兼ね揃えている。みんなが無理だと思っていることでも、それをやり遂げようとするデイミアンの熱意が伝わるからみんなが頑張れるんだ。」
と監督としてのデイミアンを絶賛し、本作で築き上げた二人の信頼関係を見せた。
■共演者のエマ・ストーン(ミア役)について
ライアン:「オフカメラでよく歌ったり踊ったりしているのを見ていたから、彼女はそういうことが出来る人だと知っていたけど、今回そんな彼女の姿が皆さんにも知られることが嬉しい。」
デイミアン監督:「エマがブロードウェイでミュージカルをやっている時に出会い、今回ライアンとエマという素晴らしい二人をュージカルで共演させることができてすごく嬉しかった。エマのおかげで、普段ミュージカルを観ない人にも観てもらえるような作品になった。」
■日本での滞在で楽しみにしていること
ライアン:「本当はもっと長く居たいんだけど、今回は叶わない。でもぜひ日本で映画を撮りたいと思うよ。」
とコメントすると、客席からその映画の題材として「サムライ!」と提案され、それに対して「グレイト!」とノリノリなライアン。
デイミアン監督:「黒澤明監督作品や溝口健二監督作品など、日本の素晴らしい映画監督たちからいろんなことを教わりました。そんな日本で自分の作品を紹介出来ることを大変嬉しく思っています。」
ここで、ゲストで登場したのは、ブロードウェイ・ミュージカル「シカゴ」で主演を務めた女優の米倉涼子さん。この日のために作った という、音符柄のドレスに身を包んだ超豪華ゲストの再登場に、歓声が湧き上がる会場で「この素晴らしい作品の試写会に参 加できてとても嬉しく思います。」と挨拶があり、「オープニングから圧倒されて思わず拍手をしてしまいました。ただ のミュージカル映画じゃない、タイムスリップしたかのような感覚がすごく幸せでした。」と本作の魅力を存分に語りました。
■米倉さんからの質問「長回しのシーンも多かったと思いますが、撮影は大変でしたか?」
ライアン「すごく大変。本当に大変だった。ただ、絶対に間違えてはいけない緊張感の中でスタッフ全員が集中して、一生懸命で、みんなとの繋がりを感じたし、そこにマジカルなものが生まれたんだ。」
■米倉さんからの質問「役者のオーディションで合格するためのコツは?」
ライアン:「僕にもわからないよ(笑)」
デイミアン監督:「僕がオーディションで見るのは、その役者に遊び心があるかどうかなんだ。普通にセリフを読めせるようなオーディションでなく、オーディションも楽しく、遊べるような人を選びたい。」
■最後に
米倉さん:「絶対に楽しめると思っています。『ラ・ラ・ランド』最高です!」
ライアン:「日本に来れて本当に良かった。この映画は愛を込めた大好きな作品です。皆さんにも同じように愛して欲しい。アリガトウ!」
デイミアン監督「観てみて面白かったら周りの友達に勧めて欲しい、もし面白くなかったら、自分の心の中に秘めておいて欲しいです。(笑)アリガトウ!」