福山雅治さん、役所広司さん、広瀬すずさん、満島真之介さんにご登壇頂き、初日舞台挨拶を実施致しました。豪華キャスト陣が登場すると、満席の会場からは大きな拍手とともに大歓声が!
福山さんが「福山雅治です。やっと日本の皆さんとこの映画についてお話しすることが出来る初日を迎えたことを嬉しく思います。」と挨拶をすると、会場からは”ましゃー!”と大歓声が沸き起こり、それを受けた役所さんは「ましゃと同郷で長崎出身の役所広司です。たくさんのお客様にご来場いただき、とても嬉しいです。ありがとうございます。」と挨拶。続けて、広瀬さんが「広瀬すずです。初日から劇場に足を運んでくださり、ありがとうございます。3年ぶりに是枝組に参加できて幸せに思います。短い時間ですが楽しんでください。」、満島さんが「ひとりだけベネチアに行っていない満しましゃのすけです。(笑)。皆さん時差ボケですごく眠そうにしていらっしゃるので、僕も眠いふりをして参加します。今日は宜しくお願い致します。」とご挨拶。
先日、ベネチア国際映画祭の公式会見やレッドカーペットに出席し、日本へ帰国したばかりの福山さんと役所さんと広瀬さん。早速、MCに海外の観客による本作への反応について問われると、福山さんは「エンドロールが始まる前から、すでに大きな拍手をいただいて、”これは届いてるんだな…”と感じましたね。」と満足げに明かし、役所さんは「是枝監督作品ということで皆さん期待もされているなか、今回は今までの是枝監督作とは毛色が違う作品だったのですが、皆さん非常に集中して映画を観てくださっていて、この映画らしい素晴らしい反応だったと思いましたね」とコメント。
ベネチア国際映画祭では、”コウジ!”という歓声が巻き起こっていたようで、役所さんは「福山さんに”今日はましゃじゃないね!”って言ったんだよね(笑)」と明かし、福山さんも「日本はましゃでもベネチアではコウジだぞ!ってことですよね。僕は、”はい、今日は世界のコウジさんでございます!”と答えました(笑)」とコメント。
映画のタイトルにある”三度目”にちなみ、一度、二度ならず、三度も何度もやってしまう失敗やクセについて問われると、福山さんは「僕はとにかくギターを買ってしまうんですよね…。どうせ買うことは決まっているのですが、いつも自分で逡巡するんですよね。これは儀式みたいになっていて、自分でもなにやってんだと、しみったれた感じがいつも好きじゃないなと思っています(笑)」と明かし、役所さんは「舞台挨拶をすると、こうやって質問をたくさんいただいて、僕は事前に考えなくちゃなって思っているんですけど、実は考えてなくて…決まらないんですね。(笑)だからいまだに何も決まっていないですね。これが僕のダメなところです。」と意外な一面を明かし、広瀬さんは「私は、ハマったお店は3日間連続とか行っちゃうんです。この前は、串揚げにドはまりしたんですけど、週3~4くらいでお母さんとか一人とかで通っていました。」とコメント。満島さんは「僕はひとつのことにしか集中できないので、ひとつをやっていると、またひとつ忘れるんです。それでいつもチャックが開いてるんですよ…。この映画の撮影でも空いていました(笑)」と暴露し、そこへ福山さんが「それは深刻だね…。もう今後の舞台挨拶はみんなチャックを気にしちゃうね」と突っ込み、またもや会場は笑いに包まれました。
最後に、キャスト陣を代表して、役所さんが「この映画は二度目でもいろんな発見がある映画だと思います。そして、”三度目”観てやっと完成するんだと思います。ですので、みなさんもまた劇場に足を運んでください」、福山さんが「監督の新たなチャレンジの作品になっていると思います。そのチャレンジにスタッフ、キャストの我々も新しい部分を引き出されました。今回の映画はひとつの真実かと思いきや、いろんな謎散りばめられて、観客も翻弄される参加型の新しいエンターテインメントだと思います。僕も三度見て生まれた新たな解釈を皆さんと共有したいので、二度三度観てください!」と、万感胸に迫る思いで観客へメッセージを寄せ、万雷の拍手に包まれるなかイベントは幕を閉じました。
「三度目の殺人」は全国の劇場で絶賛公開中です!