一癖も二癖もある強烈なキャラクターが8人も登場する本作にちなんで、
多彩な個性が集う日本の芸能界きっての“ヘイトフル(クセ者)!?”な
品川庄司さん、矢口真里さんをゲストに迎えた試写会を開催いたしました。
“ヘイトフル・エイト”と本作のタイトルのはいったお揃いの赤いTシャツを着用し、
庄司さんと矢口さんは登場キャラクターを意識して、黒のハットをかぶり登場した三人。
DVDは全部持っているし、本も読んでいるくらいですけど、一番好きな監督です。」と語る
聞タランティーノ愛好家だという品川さんは本作について「タランティーノ自身のオマージュが
たくさん入っていましたね。密室劇なところは『レザボア・ドックス』だったり、
駆け引きな部分は『イングロリアス・バスターズ』だったり
西部劇ぽいところは『ジャンゴ 繋がれざる者』だったり。
キャストも常連が揃っていて、タランティーノ必殺技が全部詰まってる!」と独自の解釈で批評。
大きなアクションシーンこそないものの、役者それぞれが身体をはった演技をこなしいる本作。
庄司さんは「極寒での撮影は肉体を駆使してやっているは凄い!
サミュエル・L・ジャクソンなんて67歳ですよ?!」とその役作りを称賛!
続けて「この撮影はスタジオでも行われたけどそこでも極寒の気温は再現したので、
映画に映っている白い息は本物なんです!」と本作の裏話を披露すると、
すかさず「それ5分前にスタッフさんに説明されてたことじゃん!
何さも自分が調べたかのようにいってんだよ!」とツッコミを入れる品川さん。
また、本作では紅一点の存在で、タランティーノ組初参加ながら、本年のアカデミー賞ノミネートをはじめ
数々映画祭で助演女優賞に輝くジェニファー・ジェイソン・リーが迫真の演技も見どころのひとつ。
壮絶なシーンも多々ある中、矢口さんは「紅一点ってふつうはチヤホヤされる立ち位置だと思うんですけど、
この作品では女でも容赦がないんです!後半につれてこれでもかってくらい痛めつけるんですけど
だんだん笑えてくるんです!みたことのないような男女の絡みでしたね」とコメント。
続けて「これは、タランティーノが男女差別がないことをあらわしていて・・・」と語り始めると、
またもや品川さんが「それもさっき説明されてたでしょ!」とツッコミをいれ、会場は大爆笑!
最後に本作に対して一言求められると「ズバリ一言でいうとヤバイ映画です!
後半にかけてミステリーを紐解くところは夢中になって観れます!」(矢口さん)
「タランティーノ自身“最高傑作”といっているんですから、僕にとっても“最高傑作”でしたよ!」(庄司さん)
「タランティーノ映画は何度観ても面白いので、まずは劇場で観て、そのあとはDVDでもと何回も観てほしいです!」(品川さん)
また、映画以外にもそれぞれの「嫌われエピソード」や「血まみれになったようなエピソード」を
披露していただくなど、場内大盛り上がりのトークショーイベントとなりました。